敬語 「〜いただけませんか」と「〜くださいませんか」の違い

目次
1. 「〜いただけませんか」と「〜くださいませんか」の違い
2. 敬語とは
3. いただけませんか
4. くださいませんか
5. 比べてみよう
6. まとめ
7. 関連記事
8. コメント
Q:「〜いただけませんか」と「〜くださいませんか」の違いを教えてください
A: どちらも丁寧でビジネスの場面でもどちらも使えます。
しかし少しだけ違いがあるので、ここではしっかりとその違いを知って、より深い意味も理解しましょう。
敬語とは
日本語では目上の人と話すときは必ず敬語が使われます。
「いただけませんか」と「くださいませんか」もそのうちの一つです。
「いただく」は「もらう」の謙譲語、そして「くださいませんか」は「くれる」の尊敬語です。
簡単に謙譲語と尊敬語の違いを説明すると、謙譲語は自分の行いを謙遜して相手へ敬意を示すます。尊敬語は相手の行いを丁寧に表します。
いただけませんか
「もらう」は「人から何かを与えられる」、「人から必要なものを受け取ったり、自分からお願いをして受け取ったりする」ときに使われます。それを「いただく」(謙譲語)を使ってお願いします。
[例]
すみませんが、こちらの資料を見せていただけませんか。
Excuse me, but could you please show me this document?
先生、こちらの本をしばらく貸していただけませんか。
Professor, could you lend me this book for a while?
銀行へ行きたいんですが、道を教えていただけませんか。
I’d like to go to the bank; could you please tell me the way?
部長、報告書をご確認いただけませんか。
Manager, could you please review the report?
くださいませんか
「くれる」の意味は「与え手から自分に対して恩恵を授かる」ときに使われます。それを「くださる」(尊敬語)を使ってお願いをします。
[例]
すみませんが、こちらの資料を見せてくださいませんか。
Excuse me, but could you please show me this document?
あそこまで着いてきてくださいませんか。
Could you please come with me up to that place?
もう一度説明してくださいませんか。
Could you please explain it one more time?
すみませんが、手伝ってくださいませんか。
Excuse me, but could you please help me?
比べてみよう
少し違いが分かりましたか。ポイントは視点の違いです。
「いただけませんか」は自分の行いを謙遜することで相手へ敬意を示すのに対して、「くださいませんか」は相手の行いのみに焦点が当たります。
どちらも丁寧な使い方ですが、「くださいませんか」は「いただけませんか」ほど謙虚なニュアンスは含まないということになります。
この2つ以外にも日本語には丁寧に伝える言い方がいろいろあります。
しかし次のように言い方によって丁寧さに違いが出るので、あわせて覚えてみましょう。

まとめ
- 「いただく」は「もらう」の謙譲語。「くださる」は「くれる」の尊敬語。
- 謙譲語と尊敬語の違いは、謙譲語は自分の行いを謙遜して相手へ敬意を示す。尊敬語は相手の行いを丁寧に表す。
- どちらも丁寧な表現だが「くださいませんか」には謙虚なニュアンスは含まれない。「いただけませんか」のほうがより丁寧な言い方である。
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