JLPT N4 文法 – 「〜みたいな」と「〜みたいに」の違い

目次
1. 「〜みたいな」と「〜みたいに」の違い
2. 〜みたいだ
3. 基本的なルール
4. 〜みたいな
5. 〜みたいに
6. 間違えやすいポイント
7. どちらも使える場合
8. まとめ
9. クイズ
10. 関連記事
11. コメント
Q: いつ「みたいな」を使って、いつ「みたいに」を使うのかわかりません
A: 「〜みたいな」と「〜みたいに」は、何かに似ている様子を表す表現です。
意味は同じですが、後ろに続く言葉によって形が変わります。名詞の前では「みたいな」、動詞や形容詞の前では「みたいに」を使います。
詳しく見ていきましょう。
〜みたいだ (JLPT N4)
「みたいだ」は、何かを例えたり、不確かな判断を伝えたりするときに使う、口語的な表現です。これは助動詞「ようだ」と同じような意味を持ち、形容動詞(な形容詞)と同じように活用します。
| 活用形 | 例 |
|---|---|
| 語幹 | みたい |
| 連用形 | みたいに(動詞・形容詞を修飾) |
| 連体形 | みたいな(名詞を修飾) |
| 終止形 | みたいだ(文の終わり) |
| 仮定形 | みたいなら |
この活用を理解すると、「みたいな」と「みたいに」が「みたいだ」のどの形なのかが分かります。
「〜みたい」と似た表現「〜よう」「そう」「らしい」の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています▼


基本的なルール
では、「みたいな」と「みたいに」の基本の意味とルールを確認しましょう。
[意味]
① 何かの状態や様子をたとえる
② 似ているものを例として示す
[ルール]
動詞普通形 / 名詞+みたいに+動詞文
動詞普通形 / 名詞+みたいに+形容詞文
動詞普通形 / 名詞+みたいな+名詞
[例]
春なのに冬が来たみたいな寒さです。
It feels like winter even though it’s spring.
わたしもゆみさんみたいな優しい人になりたいです。
I want to be a kind person like Yumi.
この家はお城みたいに大きいです。
This house is as big as a castle.
マリアさんはモデルみたいにきれいです。
Maria is as beautiful as a model.
〜みたいな (JLPT N4)
「〜みたいな」は、名詞を修飾するときに使います。これは、形容動詞の連体形「〜な」と同じ働きです。「〜のような名詞」という意味で、あるものや人が別のものや人に性質や種類が似ていることを表します。
[ルール]
名詞+みたいな+名詞
[例]
今日は夏みたいな天気ですね。
It feels like summer today.
これは映画みたいな話ですね。
This sounds like something from a movie.
あの人は先生みたいな話し方ですね。
He speaks like a teacher.
〜みたいに (JLPT N4)
「〜みたいに」は、動詞や形容詞を修飾するときに使います。これは、形容動詞の連用形「〜に」と同じ働きです。「〜のように(動詞・形容詞)」という意味で、ある動作や状態が別のものや人に様態や程度が似ていることを表します。
[ルール]
名詞+みたいに+動詞/形容詞
[例]
その鳥は人間みたいに話します。
That bird talks like a human.
悔しくて子供みたいに泣きました。
I cried like a child out of frustration.
この部屋は冷蔵庫みたいに寒いです。
This room is cold like a refrigerator.
彼女の髪はシルクみたいになめらかです。
Her hair is smooth like silk.
間違えやすいポイント
「みたいな」と「みたいに」の使い分けで特に注意が必要なのは、「形容詞+名詞」が続く場合です。
[例]
お城みたいに大きい家ですね。
That house is as big as a castle.
モデルみたいにきれいな人ですね。
She’s as beautiful as a model.
これらの文では、後ろに「家(名詞)」や「人(名詞)」がありますが、直前の言葉は「大きい(形容詞)」や「きれい(形容動詞)」です。この場合、「みたいに」は形容詞(または形容動詞)を修飾しています。
城みたいに → 大きい → 家
モデルみたいに → きれい → 人
「みたいに」は「大きい」や「きれい」という状態の程度を表しているため、「みたいな」ではなく「みたいに」を使います。
どちらも使える場合
次のような文では、「みたいな」と「みたいに」のどちらも使うことができます。しかし、意味の中心が少し異なります。
[例]
わたしもゆみさんみたいな優しい人になりたいです。
わたしもゆみさんみたいに優しい人になりたいです。
I want to be a kind person like Yumi.
この2つの文はどちらも自然な日本語ですが、修飾している対象が異なります。
•「みたいな」の場合:
「ゆみさんみたいな」が「優しい人」という名詞のまとまりを修飾しています。
ニュアンス:「ゆみさんのようなタイプ(種類)の優しい人」になりたい、というように、人そのものの性質やタイプに焦点が当たります。
•「みたいに」の場合:
「ゆみさんみたいに」が「優しい」という形容詞を修飾しています。
ニュアンス:「ゆみさんのように優しく(状態として)なりたい」というように、優しさという様態や変化に焦点が当たります。
迷ったときは、「みたい」がどの言葉を説明しているかを見ると判断しやすくなります。
・名詞を説明している → みたいな
・動詞・形容詞を説明している → みたいに
このポイントを意識すると、「みたいな」と「みたいに」の使い分けがより深く理解できるようになります。
まとめ
| 表現 | 文法的な役割 | 修飾対象 | ニュアンス |
|---|---|---|---|
| みたいな | 連体修飾語 | 名詞 | 性質や種類が似ていることを強調 |
| みたいに | 連用修飾語 | 動詞、形容詞 | 動作や状態、様態が似ていることを強調 |
クイズ
次の文を読んで、( )から文脈に合った表現を選んでください。
問題をクリックすると答えが表示されます。
A. みたいに
このピザは紙みたいにうすいです。
This pizza is as thin as paper.
*形容詞につづいているので「みたいに」を使います。
A. みたいな
この大きな椅子に座るとえらい人になったみたいな気持ちになります。
Sitting in this large chair makes me feel like a distinguished person.
*名詞につづいているので「みたいな」を使います。
A. みたいに
このジュース、さとうみたいにあまいよ。
This juice is as sweet as sugar.
*形容詞につづいているので「みたいに」を使います。
A. みたいな
え!? うそみたいな話しですね。
What? That sounds like a lie!
*名詞につづいているので「みたいな」を使います。
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