JLPT N4文法 – 「可能形」と「〜ことができる」の違い

目次
1. 「可能形」と「〜ことができる」の違い
2. 可能形の作り方
3. ~ことができる
4. 可能の意味とは
5. 比べてみよう
6. まとめ
7. 関連記事
8. コメント
Q: 「可能形」と「〜ことができる」は置き換え可能ですか?
A:
基本的には「可能形」と「〜ことができる」は置き換えが可能で、意味に大きな違いはありません。
ただし、「可能形」は話し
言葉に多く使われ、自然な会話の中でよく登場します。
一方、「〜ことができる」はややフォーマルな表現として文書や丁寧な場面で使われやすい印象があります。
可能形の作り方
グループ1(五段動詞)
動詞の語幹の母音 [u] を [e] に変えて、「る」をつけます
[例]
買う → 買える
飲む → 飲める
グループ2(一段動詞)
動詞の語幹に「られる」をつけます
[例]
食べる → 食べられる
いる → いられる
グループ3(不規則動詞)
「来る」と「する」の2つだけなので、活用は丸ごと覚えましょう
[例]
来る → 来られる
する → できる

可能形の基本について知りたい方は
この記事を読みましょう。

可能形にできない動詞もあります。
詳しくはこの記事を読んでください。
~ことができる
「~ことができる」は、動詞の辞書形に「ことができる」をつけることで、「可能」を表す表現です。
[例]
買うことができる(=買える)
食べることができる(=食べられる)
買い物することができる(=買い物できる)
「ことができる」は、やや堅くフォーマルな印象を与える表現です。
丁寧に発言いたいときや、文章で使うときによく使われます。
可能の意味とは
可能形や「~ことができる」を使って、「技術的・身体的な能力」や「行為の実現可能・不可能」という2つの意味を表します。
[例] 技術的・身体的な能力
鈴木さんは3か国語を話せます。
Mr. Suzuki can speak three languages.
鈴木さんは3か国語を話すことができます。
Mr. Suzuki is able to speak three languages.
健康でいれば、年をとっても走れます。
If you are healthy, you can run even when you get older.
健康でいれば、年をとっても走ることができます。
If you are healthy, you’re still able to run even as you age.
[例] 行為の実現可能・不可能
新幹線でたばこを吸えません。
You cannot smoke on the Shinkansen.
新幹線でたばこを吸うことができません。
You are not allowed to smoke on the Shinkansen.
公園でお酒を飲めます。
You can drink alcohol in the park.
公園でお酒を飲むことができます。
You are allowed to drink alcohol in the park.
いずれの場合も、「可能形」と「ことができる」には意味の違いはありません。
ただし、「ことができる」は少し堅くフォーマルな印象があり、「可能形」は話し言葉的で自然な表現として使われることが多いです。
比べてみよう
格の使い方に注目しながら、それぞれの基本的な文型を振り返りましょう。
「人/ものは 辞書形+することができる」
[例]
わたしは速く走ることができます。
I can run fast.
スミスさんは日本語を話すことができます。
Mr. Smith can speak Japanese.
このカフェではたばこを吸うことができます。
You can smoke in this cafe.
「人/ものは 可能形」
[例]
わたしは速く走れます。
I can run fast.
スミスさんは日本語を話せます。
Mr. Smith can speak Japanese.
このカフェではたばこが吸えます。
You can smoke in this cafe.
実は、「することができる」の文型は、「する」を助動詞に変えたり、助詞を「が」以外に置き換えたりすることで、表現の幅を広げることができます。
[例]
この広場ではスポーツしたりBBQしたりすることができます。
In this square, you can do things like play sports or have a BBQ.
⇒ 助動詞を活かした言い換えです。
わたしは歩くこともできません。
I can’t even walk.
わたしは歩くことすらできません。
I can’t do something as simple as walking.
⇒ 助詞を「が」以外に置き換えて強調しています。
このカフェではたばこを吸うことも、通話することもできないんです。
You can’t smoke or make calls in this cafe.
⇒ 複合的に禁止を伝えています。
英語は話すことができますが、中国語は話すことができません。
I can speak English, but I can’t speak Chinese.
⇒ この場合は「英語は話せますが、中国語は話せません」と、可能形でも言い換えることができます。
まとめ
- 「可能形」と「ことができる」に大きな違いはないが、話し言葉でも使う「可能形」に比べて、「ことができる」はやや堅くフォーマルな印象を与える。
- 可能形は「技術的・身体的な能力」と「行為の実現可能・不可能」の2つを表す。
- 助動詞を使ったり、助詞を変えたりする場合は「ことができる」の方が自然に使われることが多い。
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