ビジネス日本語 – 「かしこまる」と「承知する」の違い

目次
1. 「かしこまる」と「承知する」の違い
2. それぞれの言葉の意味
3. 「かしこまりました」 VS 「承知しました」
4. 比べてみよう
5. まとめ
6. 関連記事
7. コメント
Q:「かしこまりました」と「承知しました」に違いはありますか?
A: どちらもビジネスやフォーマルな場面で使いますが少し違いがあります。
それぞれの言葉の意味
まずはそれぞれの言葉の意味を学びましょう。
[かしこまる]
① 相手に対して慎んだ態度を取る・敬意を払う。
② 目上の人の依頼や指示を謹んで承諾する。
[例]
「そんなにかしこまらずに、楽にしてください。」(①)
“You don’t have to be so formal, just relax.”
A:「山田さん、この資料をコピーしてくれる?」
B:「はい、かしこまりました。」(②)
A: “Yamada-san, could you make a copy of this document?”
B: “Yes, certainly.”
[承知する]
① 物事を知っている・理解している。
② 依頼や指示を聞き入れ、受け入れる。
[例]
「無理を承知でお願いがあるんですが…。」(①)
“I understand it may be difficult, but I have a request…”
A:「すみません、明日5名で予約できますか?」
B:「5名様ですね。承知いたしました。」(②)
A: “Excuse me, can I make a reservation for five people tomorrow?”
B: “A reservation for five people, correct? Understood.”
「かしこまりました」 VS 「承知しました」
場面によってはどちらを使っても大きな違いがない場合もありますが、よりフォーマルな印象を与えるのは「かしこまりました」です。
「かしこまりました」は、相手に対して謙虚な態度をとり、礼儀を尽くす表現であり、丁寧さを強調します。一方、「承知しました」は、相手の依頼や指示を理解し、受け入れたことを伝える表現です。
[例]
上司:「次の会議の資料をまとめておいてくれる?」
部下:「かしこまりました。」/「承知いたしました。」
Boss: “Could you prepare the materials for the next meeting?”
Subordinate: “Understood.”
このように、どちらも使えますが、よりかしこまった場面では「かしこまりました」の方が適切です。
比べてみよう
「かしこまりました」も「承知しました」も使える場面は多いですが、次のような場合はどちらが自然でしょうか。
(レストランで)
客:「ランチセットを1つお願いします。」
店員:「(かしこまりました・承知いたしました)」
(ホテルで)
客:「すみませんがタクシーを呼んでいただけませんか。」
店員:「(かしこまりました・承知いたしました)」
この場合は、どちらも「かしこまりました」のほうが自然です。
「承知しました」はやや硬い印象があるため、接客業ではお客様にやわらかい印象を与える「かしこまりました」が適しています。
まとめ
- 「かしこまる」の意味は、①相手につつしんだ態度を取る・敬意を払う ②目上の人の依頼や指示を承諾する。
- 「承知する」の意味は、①知っている・理解している ②相手の依頼や指示を受け入れる・承諾する。
- 「かしこまりました」は「承知しました」よりフォーマルな印象が強く、相手に対して謙虚な態度を示し、礼儀を尽くす表現。
- 「承知しました」は、相手の依頼や指示を理解し、受け入れることを伝える表現。
- 接客業では、お客様にやわらかい印象を与えるため「かしこまりました」がよく使われる。
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