JLPT N3・N4文法「〜あいだに」と「〜うちに」の違い

目次
1. 「〜あいだに」と「〜うちに」の違い
2. 〜あいだに
3. 〜うちに
4. 〜あいだに VS 〜うちに
5. AうちにB
6. まとめ
7. クイズ
8. 関連記事
9. コメント
Q: 「〜あいだに」と「〜うちに」に違いはありますか?
A:「〜あいだに」と「〜うちに」は、ある時間や期間を示していますが、その時間や期間につながる後ろの文で使い分ける必要が出てきます。
それぞれ見ていきましょう。
〜あいだに (JLPT N4)
[意味]
Aの期間中にBが起こる
[ルール]
[V] 動詞辞書形+あいだに
[V] 動詞ている+あいだに
[A] い形容詞+あいだに
[Na] な形容詞+な+あいだに
[N] 名詞+の+あいだに
[例]
[V] 日本にいるあいだに富士山に登りたいです。
While I’m in Japan, I want to climb Mt. Fuji.
[V] 寝ているあいだに蚊にさされました。
I got bitten by a mosquito while I was sleeping.
[A] 昼休み前の人が少ないあいだに食事をしてきました。
I had a meal while there were few people before lunchtime.
[Na] 信号を待つわずかなあいだに事故が起こりました。
An accident happened in a short time while waiting for the traffic light.
[N] 夏のあいだにダイエットをしよう。
Let’s go on a diet over the summer.
〜うちに (JLPT N3)
[意味]
Aの状態が続いている期間にBする
[ルール]
[V] 動詞辞書形・ない形+うちに
[A] い形容詞+うちに
[Na] な形容詞+な+うちに
[N] 名詞+の+うちに
[例]
[V] 日本にいるうちに富士山に登りたいです。
While I’m in Japan, I want to climb Mt. Fuji.
[V] 友達とゲームしているうちに夜になっていました。
While I was playing games with my friends, it became night.
[V] 暗くならないうちに帰ったほうがいいですよ。
You should go home before it gets dark.
[A] 若いうちに勉強しておいたほうがいいですよ。
It’s better to study while you are young.
[Na] 桜がきれいなうちに写真をたくさんとろう。
Let’s take lots of photos while the cherry blossoms are beautiful.
[N] 学生のうちに色々なところへ行きたいなあ。
While I’m still a student, I want to visit many places.
[N] 晴れのうちに洗濯物を干そう。
Let’s hang out the laundry while it’s sunny.

「〜うちに」と「〜途中で」の
使い方について詳しく学びたい方は
この記事を読んでください
〜あいだに VS 〜うちに
これらは「時間幅」を示す言葉で、「Aというある一定の期間や状態の途中でBが起こる」ことを指します。どちらでも使える場合もあるのですが、言い換えると不自然になってしまうこともあります。
その違いを見ていきましょう。
[例]
◯ 日本にいるあいだに富士山に登りたいです。
◯ 日本にいるうちに富士山に登りたいです。
While I’m in Japan, I want to climb Mt. Fuji.
⇒ 時間幅は「日本を離れる前」になり、それまでに富士山に登りたいということを表しています。

じゃあ、どっちを使っても大丈夫!…と思われたかもしれませんが、次のような場合はどうでしょうか。
[例]
◯ 電車を待っているあいだにジュースを飲みました。
× 電車を待っているうちにジュースを飲みました。
While waiting for the train, I drank some juice.
こちらは「〜あいだに」を使うのがふさわしいです。
その理由として「〜あいだに」というのは「はっきりとした期間」に使われやすく、電車の時刻というのは明確なので「〜うちに」を使うと不自然な文になります。
ほかの例を見てみましょう。
[例]
◯ 昼休憩のあいだに銀行へ行きました。
× 昼休憩のうちに銀行へ行きました。
During the lunch break, I went to the bank.
これも、昼休憩は時間が決められていますから、「〜あいだに」を使うのがふさわしいです。
また、次のように話し手が何かしている途中のあるポイントで起きたことも「〜あいだに」を使います。
[例]
わたしが留守のあいだに宅配が来たようです。
It seems that a delivery arrived while I was out.

AうちにB
では、次に「〜うちに」を2つに分けて見てみましょう。
[① 機会]
これら2つは「時間幅」ですが、その時間幅の捉え方が話し手によって違います。
[例]
日本にいるあいだに富士山に登りたいです。
日本にいるうちに富士山に登りたいです。
While I’m in Japan, I want to climb Mt. Fuji.
この2つの場合、どちらも違和感はありませんが、「〜うちに」は「〜あいだに」とは違い、「やや不透明な期間」を表します。
また話し手の「Aの期間・状態が終わる前にしないと、Bをする機会がなくなる」という気持ちが入ります。
[例]
日本にいるうちに富士山に登りたいです。
While I’m in Japan, I want to climb Mt. Fuji.
⇒ 日本からいなくなると、富士山を登る機会がなくなることを表しています。
桜がきれいなうちに花見へ行こう。
While the cherry blossoms are still beautiful, let’s go to a flower viewing.
⇒ 桜がきれいじゃなくなると、花見ができなくなることを表しています。
また、このような話し手の気持ちを表す場合は「(変化を表す)動詞のない形」と使われることが多いです。
[例]
桜が散らないうちに花見へ行こう。
Let’s go to a flower viewing before the cherry blossoms fall.
アイスが溶けないうちに食べたほうがいいよ。
You should eat the ice cream before it melts.
[② もうひとつの出来事]
二つ目は話し手の時間と同じ時間幅で、別の出来事が起きていた場合です。
その出来事は話し手が気が付いてなかったことや予想していなかった結果を表します。
[例]
友達とゲームとゲームしているうちに夜になっていました。
While playing games with my friends, it became night.
⇒ 話し手はゲームをしていて、夜になっていることに気が付いていなかったことを表します。

ほかにもこのような言い方ができます。
[例]
映画を見ているうちに寝てしまいました。
I fell asleep while watching the movie.
道に迷っているうちに全然知らないところへ来てしまいました。
While I was lost, I ended up in a completely unfamiliar place.
しばらく見ないうちにいとこの背はわたしより高くなっていました。
While I hadn’t seen them for a while, my cousin grew taller than me.
「〜あいだに」の例文「留守のあいだに、宅配が来たようです」も、一見話し手の気が付かなかったことのように感じられますが、「〜あいだに」は時間幅の中のある地点を表しています。
それに対して「〜うちに」は話し手がしている動作と同時進行で起きていたことに使われるので、注意しましょう。
まとめ
〜あいだに
- 「はっきりした期間」に使われる。
〜うちに
- 「やや不透明な期間」に使われやすく、話し手の気持ちは「この期間や状態にしないと、機会をなくす」という気持ちが含まれる。
- 話し手の同じ時間幅で起きていた別の出来事(気が付かなかったことや予想外なこと)を表す。
クイズ
次の文を読んで、( )から文脈に合った表現を選んでください。
問題をクリックすると答えが表示されます。
A. うちに
父が元気なうちに家族で旅行に行こう。
While my father is still healthy, let’s take a family trip.
*父が元気な状態というのは明確な期間ではありません。また「父と旅行に行く機会」をなくさないという意味合いを含むので「うちに」がふさわしいです。
A. あいだに
春休みのあいだに旅行でも行こうかな。
During spring break, maybe I’ll go on a trip.
*春休みの期間は明確なものです。また話し手が「…かな」とあいまいな表現を使っているので「あいだに」がふさわしいです。
A. うちに
料理が冷めないうちに食べてくださいね。
Please eat the food before it gets cold.
*変化を表す動詞のない形と使っています。また「温かい料理を食べる機会をなくしてほしくない」という意味合いを含むので「うちに」がふさわしいです。
A. あいだに
旅行しているあいだに家に泥棒が入りました。
While we were traveling, a burglar broke into our house.
*「旅行をしている期間」は明確です。またその期間の中のある地点でおきているので「あいだに」がふさわしいです。
関連記事
先生から直接学ぶ
グループレッスンで先生から直接学び疑問を解消しましょう!








