JLPT N5文法 – 「〜にする」と「〜になる」の違い

目次
1. 「〜にする」と「〜になる」の違い
2. 〜にする
3. 〜になる
4. 比べてみよう
5. まとめ
6. 関連記事
7. コメント
Q: 「〜にする」と「〜になる」に違いはありますか。
A: はい、明確な違いがあります。
「〜にする」は 話し手(主体)が何かを選ぶ・決める・変える ときに使い、「〜になる」は 自然に結果としてそう変わる・そう決まる ときに使います。
〜にする (JLPT N5)
[意味]
自分(または人・組織)が、選ぶ/決める/意図的に変えるという行為を表す
[ルール]
[Na] な形容詞語幹+にする
[N] 名詞+にする
[例]
わたしはコーヒーにします。
I will have coffee.
会議は午後からにしましょう。
Let’s have the meeting in the afternoon.
今日のお弁当はこれにしました。
I chose this for today’s lunch.
「〜にする」は、話し手が自分の意思で選んだり決めたりするときに用いられる表現で、何かを自分で変えたり設定したりするニュアンスを持ちます。目の前で即座に決める場合にも、長期的な意志決定を述べる場合にも使うことができ、いずれの場合も主体の判断が必ず含まれる点が特徴です。
[例]
部屋をきれいにしました。
I made the room clean.
静かにしてください。
Please be quiet.
誰でもわかるよう、簡単な説明にします。
I will make the explanation simple so anyone can understand it.
〜になる (JLPT N5)
[意味]
自然・結果・状況の変化 を表す
誰かの意思とは関係なく、「そういう状態になる」
[ルール]
[Na] な形容詞語幹+になる
[N] 名詞+になる
[例]
もうすぐ冬になりますね。
It will be winter soon.
会議は中止になりました。
The meeting was canceled.
彼は先生になったんですよ。
He became a teacher.
薬を飲んだら元気になりました。
I felt better after taking the medicine.
「〜になる」は、選択や意思とは関係なく、結果として状態が変化することを表す表現です。変化が自然な成り行きで起こる場合に使われるほか、他人の判断や外部の事情によって物事が決まる場合にも用いられます。このため、主体の選択や意図があるかどうかは基本的に問題になりません。
[例]
息子は今年18歳になります。
My son will be 18 this year.
日本語が上手になりましたね。
Your Japanese has become good.
このボタンを押すとONになります。
If you press this button, it will turn on.
比べてみよう
「〜にする」と「〜になる」は、文法的にはどちらも使える場合がありますが、主体がだれか、そしてその変化が意図的に決めた結果なのか、自然に起こった結果なのかによって、選ぶべき表現が変わります。
ここでは例文を比べながら、文脈に合った自然な使い分けを詳しく見ていきます。
[例]
会議は午後3時からにしました。
会議は午後3時からになりました。
①は、話し手(または関係者)が、午後3時からに“決めた”という意味になります。
自分たちで時間を選び、主体的に「午後3時からにしよう」と決定したニュアンスです。
会議の開始時刻を変える・設定するという能動的な行為を表します。
②は、外部の事情や他人の判断などにより、“結果として”午後3時からに決まったことを表します。
自分が決めたわけではなく、上司・主催者・会社の都合など、
他の要因によって「午後3時から」という時間が決定されたイメージです。
自然な流れや外部の決定に従った結果を述べるときに使われます。
もう1つ見てみましょう。
[例]
① 部屋をきれいにしました。
② 部屋がきれいになりました。
①は、自分の意思で部屋を“きれいな状態に変えた”という意味になります。
掃除をした、片づけた、整理整頓したなど、主体である自分が能動的に行動し、「部屋をきれいにしよう」という意図を持って変化を起こしたことを表します。
②は、結果として部屋が“きれいな状態に変わった”ことを表します。
誰かが掃除してくれた、片づけサービスを頼んだ、空気の入れ替えで明るくなったなど、必ずしも自分が掃除したとは限らず、主体の意思とは関係なく状態が自然に変化したときにも使われます。
部屋が「自動的にきれいになった」というより、“きれいな状態になっている”という結果に重点が置かれる表現です。
このように、 「だれの意志でその変化が起きているのか」 を考えることで、どちらの表現がより自然かを判断することができます。
これらの記事も読んでみましょう。


まとめ
| 表現 | 主体 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 〜にする | 人の意思 | 選ぶ/決める/変える |
| 〜になる | 状況・結果 | 自然な変化/決定される |
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