JLPT N3・N5語彙 「習う」と「学ぶ」の違い

目次
1. 「習う」と「学ぶ」の違い
2. 習う
3. 学ぶ
4. 比べてみよう
5. まとめ
6. クイズ
7. 関連記事
8. コメント
Q:「習う」と「学ぶ」は違う意味ですか?
A: この2つは似たような言葉ですが実際は異なります。
詳しい意味を知って使い分けるポイントを知りましょう。
習う (JLPT N5)
[意味]
① ある人から教わった通りに繰り返し練習して習得・習慣化すること
② ある人から知識や技術を教わること
[よく使われる言葉]
生け花・お茶・習字・ピアノ
[例]
6か月間、教習所で車の運転の仕方を習いました。(①)
I learned how to drive at a driving school for six months.
友達にケーキの焼き方を習ったので、今日は一人で焼いてみます。(①)
I learned how to bake a cake from a friend, so today I’m going to try baking one by myself.
高校の先生から生け花を習いました。(②)
I learned ikebana from my high school teacher.
学生の時に茶道を習いました。(②)
I learned the tea ceremony when I was a student.
学ぶ (JLPT N3)
[意味]
① ある人から教えを受けたり見習ったりして知識や技術・芸術を習得すること
② 自分自身で体験・経験をして知ること
③ 自分で勉強すること、もしくは教育機関やその学習から勉強すること
[例]
職人から多くの技術を学びました。(①)
I learned many techniques from the craftsman.
先輩から新しい仕事を学んでいます。(①)
I am learning new tasks from my senior at work.
留学をして自分以外の国のことを知る楽しさを学びました。(②)
Studying abroad, I learned the joy of discovering other countries.
アルバイトをしてお金の大切さを学びました。(②)
Working part-time, I learned the importance of money.
大学で日本文学を学んでいます。(③)
I am studying Japanese literature at university.
本を読んで歴史について学びました。(③)
I learned about history by reading books.
比べてみよう
「学ぶ」は『学術的』なことを学び知識を身につけます。
また学術面以外でも話し手自身が得た『体感的』な「経験・体験」などにも使うことができます。
それに対して「習う」は、ある人から『技能的』なことを教わり、教えられた通りに繰り返し行うことで身につけます。つまり、「習う」は何かの「やり方」を人から教わる時に使われます。
このことをポイントに次のようなことを考えてみましょう。
♦体感的なことに対して「習う」を使うと不自然に聞こえます。
[例]
〇 いつも先輩から仕事の大切さを学んでいます。
I always learn the importance of work from my senior.
△ いつも先輩から仕事の大切さを習っています。
I always learn the importance of work from my senior.
⇒ 「大切さ」という体感的なことを教わり、それを理解したのは話し手自身なので「学ぶ」がよりふさわしいです。
◆学習に関しては2つの考え方ができます。
一人で、もしくは教育機関を通して勉強しているのなら「学ぶ」、人から教えられた通りにやっているのであれば「習う」が使われます。
[例]
大学で英語を学んでいます。
I am studying English at university.
⇒ 大学で英語を勉強しています。
毎週、教室で英語を習っています。
I am taking English lessons in a classroom every week.
⇒ 英語の勉強の仕方を(毎週)繰り返し練習している印象になります。
まとめ
[習う]
- ある人から教わった通りに繰り返し練習して習得・習慣化すること。
- ある人から知識や技術を教わること。
[学ぶ]
- ある人から教えを受けたり見習ったりして知識や技術・芸術を習得すること。
- 自分自身で体験・経験をして知ること。
- 自分で勉強すること、もしくは教育機関やその学習から勉強すること。
クイズ
次の文を読んで、( )から文脈に合った表現を選んでください。
問題をクリックすると答えが表示されます。
A. 習っていた
山田:田中さん、字がきれいですね。
田中:子供のとき習字を習っていたんです。
Yamada: Tanaka, your handwriting is beautiful.
Tanaka: I took calligraphy lessons when I was a child.
*「習字」なので「習っていた」が正解です。
A. 学びました
戦争を知って命の大切さを学びました。
I learned the importance of life through knowing about war.
*「大切さ」という話し手の体感的なことなので「学びました」がふさわしいです。
A. 習って
子供は週1回、絵を習っています。
My child takes art lessons once a week.
*週1回繰り返しという意味合いなので「習っている」がふさわしいです。
A. 学び
職場の先輩から仕事の重要性を学びました。
I learned the importance of work from my senior at the workplace.
*「重要性」という話し手の体感的なことなので「学びました」がふさわしいです。
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