JLPT N3語彙 – 「製品」と「商品」の違い

目次
1. 「製品」と「商品」の違い
2. 製品
3. 商品
4. 比べてみよう
5. まとめ
6. クイズ
7. 関連記事
8. コメント
Q:「製品」と「商品」は同じ意味ですか?
A:
日常会話では、同じ意味で使われることも多いです。
しかし、使う場面によっては不自然になることがあります。
そのため、「だれが」「どの立場で」話しているか
に注目して使い分けを理解することが大切です。
製品 (JLPT N3)
[意味]
製品とは、自分たちが製造・加工したもの のこと。
• 作る側の立場で使う言葉
• 「製造」「開発」「生産」などの言葉と一緒に使われやすい
• 市場に出る前・出た直後の段階でも使える
[例]
① 製品を作っている会社の人
うちの会社では、新しい製品を開発しています。
We are developing a new product.
② 工場での説明
この製品は、日本の工場で作られています。
This product is made in Japan.
③ 作る途中の段階
夏に向けて、新しい製品を作っています。
We are developing a new product for the summer.
⇒「作る」「開発する」という文脈では 製品 が自然です。
商品 (JLPT N3)
[意味]
商品とは、市場に出て、売られているもの のこと。
• 売る側・買う側の立場で使う
• 値段がついている
• 自分たちが作ったかどうかは関係ない
[例]
① 店で買い物をするとき
この商品、安くてかわいいね。
This item is cheap and cute.
② 店員の説明
こちらは今、一番人気の商品です。
This is our most popular item.
③ スーパー・お店の案内
当店では、安全な商品を販売しております。
Our store sells safe products.
⇒「売る・買う」「値段」「お店」などの言葉が出てきたら 商品 を使うのが基本です。
比べてみよう
同じ「もの」でも言葉が変わる例もありますので見てみましょう。
[例]
製品を作ったA社の人がお店で、お客様に
「この製品、とても人気なんですよ。」
This product is very popular.
「この商品、とても人気なんですよ。」
This item is very popular.
この場面では 「商品」 のほうが自然です。
それは、すでに完成したものが市場に出ており、値段がつけられて販売されている状態だからです。
また、「商」という漢字自体には、「売り買いをして利益を得る」という意味がある点も押さえておくと理解しやすくなります。
まとめ
[製品]
- 自ら製造・加工したもの。
- 製造されて市場に出るまでのもの。
[商品]
- 自ら製造・加工していないもの。
- 市場に出て売り出されるもの。
クイズ
次の文を読んで、( )から文脈に合った表現を選んでください。
問題をクリックすると答えが表示されます。
A.製品
わたしたちは自分たちの製品に自信があります。
We are confident in our products.
*「わたし(自分)たちの」と言っているので「製品」がふさわしいです。
A. 商品
ねぇ、見て。この商品、安くてかわいいよ。
Hey, look. This product is cheap and cute.
*客が売っているものの話をしているので「商品」がふさわしいです。
A. 製品
いま、夏に向けて新しい製品を作っています。
We are currently developing new products for the summer.
*「いま、(自分たちが)何を作っているか」という話をしているので「製品」がふさわしいです。
A. 商品
このスーパーではお客様に満足していただける商品を販売しております。
This supermarket offers products that will satisfy our customers.
*スーパーで売っているもの(市場に出て値段がついているもの)の話をしているので、「商品」がふさわしいです。
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