JLPT N3・N4文法 -「〜ように」と「〜通りに」の違い

目次
1. 「〜ように」と「〜通りに」の違い
2. 〜ように
3. 〜通りに・〜通り
4. 比べてみよう
5. まとめ
6. クイズ
7. 関連記事
8. コメント
Q:「〜ように」と「〜通りに」の違いは何ですか?
A: どちらも「内容が一致している」ことを表しますが、一致の正確さが異なります。
• 〜ように:だいたい同じ(目安:70〜80%)
• 〜通りに:ほとんど完全に同じ(目安:100%に近い)
この「一致の度合い」が使い分けのポイントです。
詳しく見ていきましょう。
〜ように (JLPT N4)
[意味]
例を出してそれとだいたい同じであることを表す
[ルール]
[V] 動詞辞書形/た形+ように
[Na] な形容詞+な/である/だった+ように
[N] 名詞+の/である/だった+ように
[例]
私が説明したようにしてください。
Please do it as I explained.
⇒ 私の説明とだいたい同じようにしてほしいという意味です。
子供には遊ぶ時間が必要なように、大人にも好きなことをする時間が必要です。
Like children need time to play, adults need time to do what they enjoy.
⇒ 子供と大人を「似た状況」としてたとえています。
見本のように書いてください。
Please write it like the sample.
⇒ 見本に書かれていることとだいたい同じで大丈夫です。
山田さんのようにかっこいい先輩になりたいです。
I want to become a cool senior like Mr. Yamada.
⇒「ように」は人や物を例にして言うときにも使えます。
〜通りに (JLPT N3)
[意味]
指示や状況、計画に従って物事を進めること、またはその通りに結果が生じることを表す
[ルール]
[V] 動詞辞書形/た形+とおりに
[N] 名詞+の+とおりに
[N] 名詞+どおりに
[例]
先生が言った通りでした。
It was just as the teacher said.
⇒ 先生が言ったこととほとんど同じだったことを表します。
この通りに書いてください。
Please write it exactly like this.
⇒「ように」と比べるとほとんど同じぐらいで書かないといけない意味が強くなります。
説明の通りにやればうまくできますよ。
If you do it as explained, you will succeed.
⇒ 書き方を正確に守る必要があります。
説明通りにやればうまくできますよ。
If you do it as explained, you will succeed.
⇒ 名詞と直接使う場合は「どおり」という読み方になります。
ただし物の名詞と使われて人を表す名詞とは使えないので注意しましょう。
〇 練習通りにやればきっと勝てます。
If you do it as practiced, you will surely win.× コーチ通りにやればきっと勝てます。
If you do it as the coach taught, you will surely win.
〇コーチの教えてくれた通りにやれば勝てます。
If you do it as the coach taught, you will surely win.
比べてみよう
では、2つを比べてみましょう。
[例]
マニュアルのように入力してください。
Please enter the information like the manual.
⇒ 例をイメージとして参考にすれば大丈夫です。多少の書き方の違いがあっても問題ありません。
マニュアルの通りに入力してください。
Please enter the information exactly like the manual.
⇒ 例とほとんど同じになるように入力する必要があります。順番や形式を変えることはできません。
もう1つ見てみましょう。
[例]
先生が書いたように書いてください。
Please write it like the way the teacher wrote it.
⇒ 書き方を参考にしてほしいという意味です。
先生が書いた通りに書いてください。
Please write it exactly the way the teacher wrote it.
⇒ 書き方を正確に再現する必要があります。
このように、だいたいの一致・例として示すときは「〜ように」を使います。
内容は完全に同じでなくてもよく、話し手は「参考にしてほしい」という意識を持っています。
一方、指示・説明・計画どおりに正確に行うときは「〜通りに」を使います。
内容のズレはほとんど許されず、「そのまま再現する」意識が強くなります。
まとめ
[〜ように]
- 例・イメージを示し、「だいたい同じ」であればよいことを表す。
- 完全な一致は求められず、多少の違いがあっても問題ない。
- 話し手は「参考にしてほしい」という意識で使う。
- 人・物・行動などを例にして、似た状態ややり方を表すときに使われる。
[〜通りに]
- 指示・説明・計画に従い、「ほとんど完全に同じ」であることを表す。
- 手順や内容のズレは基本的に許されない。
- 話し手は「そのまま正確に再現してほしい」という意識で使う。
- マニュアル・ルール・予定・説明など、守るべき基準がある場面で使われる。
クイズ
次の文を読んで、( )から文脈に合った表現を選んでください。
問題をクリックすると答えが表示されます。
A.ように
トムさんのように日本語が上手になりたいです。
I want to become proficient in Japanese like Tom.
*人を例にして、その人と同じようにという意味ですから「のように」を使います。
A. ように
失敗してもいいですから、わたしが言ったようにやってみてください。
It’s okay to fail, so please try doing it as I said.
*「失敗してもいい」と言っているので高い正確性は求めていません。「ように」がふさわしいです。
A. どおりに
計画どおりにいかないものですね。
Plans often don’t go as expected.
*名詞に直接使われていますから「どおりに」を使います。
A. 通りに
地図の通りに歩いたらすぐに着きました。
I was able to arrive quickly by walking according to the map.
*地図に従って着くことができていますから「の通りに」がふさわしいです。
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