JLPT N4文法 -「〜ておく」の2つの使い方

目次
1. 「〜ておく」の2つの使い方
2. 〜ておく①
3. 〜ておく②
4.「〜ておく」の短縮形
5. 比べてみよう
6. まとめ
7. 関連記事
8. コメント
Q: 「〜ておく」の使い方がよくわかりません。
A: 「〜ておく」には大きく2つの意味があります。1つ目は「事前準備」で2つ目は「そのままにする(維持・放置)」です。
意味の違いに合わせて、よく一緒に使う単語も紹介しますので、セットで覚えておくと分かりやすいですよ。
〜ておく① (JLPT N4)
[意味]
何かの目的のために、前もって準備や用意をする
[ルール]
[V] 動詞て形+おく
[よく一緒に使う言葉]
予約する、準備する、用意する、書く、メモする
~ために、~ないように、念のために など
1つ目の使い方は「事前準備」で、は、将来に備えて事前に行動することで「安心だ」「困らない」という心理につながります。つまり「準備・用意」のニュアンスを持つ表現です。
[例]
売り切れる前に飛行機のチケット予約しておこう。
Let’s reserve the airplane ticket before it is sold out.
曇っているから、念のために傘を持って行っておこう。
It’s cloudy, so let’s take an umbrella just in case.
忘れないように言われたことはメモしておきました。
I wrote down what I was told so that I would not forget.
〜ておく② (JLPT N4)
[意味]
何もせずに、そのままの状態を維持する・放置する
[ルール]
[V] 動詞て形+おく
[よく一緒に使う言葉]
開ける・閉める、消す・つける、置く・しまう・このまま・そのまま など
この用法は「将来に備える準備」ではなく、「維持・放置」で、「今ある状態をそのままに保つ」という意味を表します。
[例]
A:窓を閉めましょうか。
B:いえ、開けておいてください。
A: Shall I close the window?
B: No, please leave it open.
A:いすを片付けましょうか。
B:いえ、そのままにしておいてください。
A: Shall I put the chairs away?
B: No, please leave them as they are.
この食器は高いから、箱の中にしまっておこう。
This dish is expensive, so let’s put it away in the box.
「〜ておく」の短縮形
日常会話やカジュアルな場面では、次のように短くして使うことが多いです。
「て形+おく」⇒「とく」
書いておく⇒ 書いとく
消しておく⇒ 消しとく
予約しておく⇒ 予約しとく
「で+おく」⇒「どく」
飲んでおく⇒ 飲んどく
読んでおく⇒ 読んどく
[例]
部屋の電気、消しとくね。
I’ll turn off the light in the room.
忘れたらいけないことは、ノートに書いとくよ。
I’ll write in my notebook the things I must not forget.
バス酔いしないように、薬を飲んどこう。
Let’s take some medicine so we won’t get bus-sick.
そろそろ牛乳がなくなりそうだし、新しいのを買っとこう。
The milk is almost gone, so let’s buy a new one.
*意向形の場合、「とく」は「とこう」、「どく」は「どこう」になります。
比べてみよう
次の文を読んで「事前準備」か「維持・放置」のどちらか考えてみましょう。
[例]
①来週から忙しくなるから、今のうちにこの書類を片付けておこう。
②A:パソコンの電源、消しますか。
B:ううん、つけておいていいよ。
正解は①「事前準備」、②「維持・放置」です。
①は「来週から忙しくなる」という未来の状況を考えて、あらかじめ書類を片付ける=準備のニュアンスを表しています。
②は「今の状態」をそのまま保つように指示しているため、「維持・放置」の用法になります。
では、次の例ではどうでしょう。
[例]
① 明日は雨が降りそうだから、今のうちに洗濯物を取り込んでおこう。
② これは大切だから、棚にしまっておくね。
正解は①「事前準備」、②「維持・放置」です。
①は「明日雨が降る」という未来の状況を予想して、洗濯物をあらかじめ片付ける=準備のニュアンスを表しています。
②は「大切な物を棚に入れたままにして、今の状態を維持する」という意味を表しているため、「維持・放置」の用法になります。
まとめ
「〜ておく」の使い方は2つ
① 事前準備を表す
- 何かの目的のために、前もって準備や用意をすること。
② 維持・放置を表す
- 何もせずに、そのままの状態を維持する・放置すること。
「〜ておく」の短縮形
- 日常会話では短くして使うことが多い。
- 「〜ておく」 ⇒ 「〜とく」
- 「〜でおく」 ⇒ 「〜どく」
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