JLPT N5文法 – 「〜んです」の使い方

目次
1. 「〜んです」の使い方
2. 〜んです
3. 「旅行します」と「旅行に行くんです」はどう違う?
4. 比べてみよう
5. まとめ
6. 関連記事
7. コメント
Q: 「旅行に行きます」と「旅行に行くんです」はどう違いますか?
A: 「〜んです」は、理由の説明や感情の強調など、話し手の気持ちを含めて伝える表現です。
「旅行に行くんです」と言うと、単に事実を伝える「旅行に行きます」よりも、話し手が旅行を楽しみにしている気持ちや特別な思いを強く込めているニュアンスになります。
〜んです (JLPT N5)
[使い方]
① 確認:人や物を見たり聞いたりして、話し手が感じたことを相手に問いかける。
② 情報の取得:疑問詞を使い、相手から説明を引き出す。
③ 理由の説明:聞かれたことに対して、理由を述べる。
④ 感情の強調:聞き手に伝えたい思いを強調する。
[ルール]
[V] 動詞普通形+んです
[A] い形容詞普通形+んです
[Na] な形容詞+なんです(普通体では「-だ」以外)
[N] 名詞+なんです(普通体では「-だ」以外)
[例]
(濡れた髪や服を見て)雨が降っているんですか?(①)
(Seeing someone with wet hair or clothes)Is it raining?
かわいいかばんですね。どこで買ったんですか?(②)
That’s a cute bag. Where did you buy it?
A:「どうしてきのう学校を休んだの?」
B:「熱があったんです。」(③)
A: “Why were you absent from school yesterday?”
B: “Because I had a fever.”
このレストラン、安くてとてもおいしいんです!(④)
This restaurant is cheap and really delicious!
「旅行します」と「旅行に行くんです」はどう違う?
「旅行します」は、単に旅行するという事実を述べる表現です。
話し手の感情や背景までは伝わりません。
[例]
明日から旅行するから、戸締りをしっかりしていこう。
I’ll be traveling starting tomorrow, so let’s make sure to lock everything up properly.
明日から1週間ほど旅行するので、会社を休みます。
I’ll be traveling for about a week starting tomorrow, so I’ll take time off from work.
社会人ですが、一日6時間勉強します。
I’m a working adult, but I study six hours a day.
一方、「〜んです」を使うと、話し手の感情や事情、強調したい思いが込められます。
喜び・驚き・不満など、文脈によってさまざまなニュアンスを表現できます。
[例]
ずっと楽しみにしていたハワイ旅行に行くんです!
I’m going on the Hawaii trip I’ve been looking forward to for so long!
宝くじにあたったんです!
I won the lottery!
一日6時間も勉強するんですか!?
You study six hours a day!?
カジュアルな会話では、「んです」の代わりに「の」を使うことがあります。
ただし、やや女性的な響きがあるため、使い方には注意が必要です。
[例]
このケーキ、とても美味しいの!
This cake is so delicious!
お母さん、お腹が痛いの。
Mom, my stomach hurts.
このお話、とても悲しいの…。
This story is really sad…
比べてみよう
次のような場合、どちらの表現がより気持ちに合っているでしょうか。
[例]
① ずっと楽しみにしていたハワイ旅行に行くんです!
② ずっと楽しみにしていたハワイ旅行に行きます!
どちらも文法的には正しい表現ですが、
「ずっと楽しみにしていた」というワクワクした気持ちや旅行への期待をより強く伝えているのは、①の「〜んです」です。
では、次のような場面ではどうでしょうか。
[例]
この参考書、とても分かりやすいんです。読んでみてください。
この参考書、とても分かりやすいです。読んでみてください。
どちらでも意味は通じますが、前者の「〜んです」の方が、
「本当におすすめしたい」という話し手の強い気持ちが自然に伝わります。
このように、「んです」はただ事実を述べるだけでなく、
話し手の感情や意図を聞き手により強く伝えたいときに使われる表現です。
まとめ
「〜んです」の主な使い方は、次の4つに分けられる:
① 確認:人や物を見たり聞いたりして、話し手が感じたことを相手に問いかける。
② 情報の取得:疑問詞を使い、相手から説明を引き出す。
③ 理由の説明:聞かれたことに対して、理由を述べる。
④ 感情の強調:聞き手に伝えたい思いを強調する。
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