JLPT N5文法 – 「〜ましょう」と「〜ませんか」の違い

目次
1. 「〜ましょう」と「〜ませんか」の違い
2. 〜ましょう
3. 〜ませんか
4. 比べてみよう
5. まとめ
6. 関連記事
7. コメント
Q: 「ましょう」と「ませんか」はどう違うのですか?
A: どちらも相手を誘ったり提案したりするときに使われますが、大きな違いは話し手の意志の強さです。「ましょう」は話し手の積極的な意志を表し、「ませんか」は相手の気持ちをうかがう、より丁寧で控えめな表現です。
〜ましょう (JLPT N5)
[意味]
① 誘い(いっしょに何かをしようと相手を誘う)
② 勧め・提案(相手に何かを提案したり促したりする)
[ルール]
[V] 動詞語幹+ましょう
[例]
ケーキ、買ってきたよ。みんなで食べましょう。(①)
I bought a cake. Let’s eat it together.
天気がいいから散歩しましょう。(①)
The weather is nice. Let’s go for a walk.
疲れているなら、少し休みましょう。(②)
If you’re tired, let’s take a short break.
危ないですから、横断歩道を渡りましょう。(②)
It’s dangerous, so let’s use the crosswalk.
「ましょう」には大きく分けて2つの使い方があります。
① 誘い
話し手が相手を積極的に誘うときに使います。
「一緒に〜したいです。どうですか?」というニュアンスがあり、相手の意向よりも話し手の意志が強いことが特徴です。
カジュアルな場面では「〜よう」(意向形)を使うこともあります。
[例]
あそこまで歩きましょう。
Let’s walk over there.
仕事が終わったら、みんなで食事に行きましょう。
When we finish work, let’s go out for a meal together.
A:明日、公園でサッカーしよう。
B:うん、いいよ。
A: Let’s play soccer at the park tomorrow.
B: Yeah, sounds good.
② 勧め・提案
この使い方も、話し手の意志が強く積極的です。
相手に行動を促したり、やや命令に近い形で呼びかけたりする場面で使われます。
[例]
A:この問題は難しいね。先生に聞いてみよう。
B:そうだね。
A: This problem is difficult. Let’s ask the teacher.
B: Yeah, good idea.
ごみはごみ箱に捨てましょう。
Let’s throw garbage into the trash bin.
歩きながらスマホを見るのは、やめましょう。
Let’s stop looking at our phones while walking.
〜ませんか (JLPT N5)
[意味]
① 誘い(相手に何かを一緒にしようとやさしく誘う)
② 勧め・提案(相手に行動を促すやわらかい提案)
[ルール]
[V] 動詞語幹+ませんか
[例]
展覧会のチケットをもらったんですが、行きませんか。(①)
I got tickets to the exhibition. Would you like to go with me?
お昼ごはんを一緒に食べませんか。(①)
Would you like to have lunch together?
この小説、おもしろかったですよ。読みませんか。(②)
This novel was really interesting. Why don’t you read it?
この機会に日本語の勉強を始めてみませんか。(②)
Why don’t you start studying Japanese with this opportunity?
「ませんか」にも主に2つの使い方があります。
① 誘い
「ましょう」と同じく相手を誘う表現ですが、話し手の積極性はやや控えめで、相手の気持ちを尊重する丁寧な言い方になります。
カジュアルな場面では、「〜ない?」という「ない形」がよく使われます。
[例]
A:大丈夫ですか。あそこまで歩けませんか?
B:大丈夫です。歩きましょう。
A: Are you okay? Do you think you can walk that far?
B: I’m fine. Let’s walk.
A:疲れたね。お茶を飲まない?
B:そうですね。
A: You must be tired. Shall we have some tea together?
B: Sounds good.
また、「~ませんか」で誘い、「~ましょう」で応じるという形は、日常会話でもよく見られる表現パターンです。
[例]
A:授業のあと、映画を見に行きませんか。
B:いいですね。行きましょう。
A: Would you like to go see a movie after class?
B: Sounds great. Let’s go.
A:一緒に宿題をしない?
B:うん、そうしよう。
A: Want to do homework together?
B: Yeah, let’s do that.
② 勧め・提案
「ませんか」は、相手に何かをやってみるようやわらかく促すときにも使われます。
命令的にならず、丁寧で穏やかな印象を与えるのが特徴です。
[例]
ヨガは健康にいいですよ。やってみませんか。
Yoga is good for your health. Why don’t you give it a try?
みんなでアイデアを出しませんか。
Shall we all share some ideas together?
A:この紅茶、おいしいよ。よかったら飲まない?
B:ありがとう。でも紅茶は苦手なの。
A: This black tea is really good. Would you like some?
B: Thanks, but I’m not a big fan of black tea.
比べてみよう
状況に応じて、「ましょう」と「ませんか」のどちらがふさわしいかを考えてみましょう。
[例①]
① 明日、時間がありますか。買い物に行きましょう。
② 明日、時間がありますか。買い物に行きませんか。
⇒ 正解は②です。
話し手は相手の予定を確認しつつ誘っているため、相手の意向をうかがう「ませんか」が適切です。
[例②]
① 時間がありません。今すぐ行きましょう。
② 時間がありません。今すぐ行きませんか。
⇒ 正解は①です。
「時間がない」という状況では緊急性が高く、迷っている時間がないため、積極的に行動を促す「ましょう」がふさわしい表現です。
このように、相手への配慮や緊急性の度合いによって、どちらの表現が適切かが変わります。
自然に使い分けられるようになりましょう。
まとめ
| 意味 | 話し手の意志の強さ | よく使われる場面の例 | カジュアルな言い方 | |
| 〜ましょう | ・相手を誘う ・何かを提案・勧める | 積極的・強い | ・行動をすぐに促したいとき ・強く提案したいとき | ~よう(意向形) |
| 〜ませんか | ・相手を誘う ・何かを提案・勧める | 控えめ・やわらかい | ・相手の意向を尊重したいとき ・丁寧に誘いたいとき | ~ない?(ない形) |
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