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資格は増えた。でも、仕事は増えましたか?


目次

1. 資格は増えた。でも、仕事は増えましたか?
2. その勉強は、今の悩みを解決していますか?

3. 資格は「ゴール」ではなく、選択肢を増やすためのもの
4. 学んだからといって、すぐに結果が出るとは限らない
5. 自己投資は「資格を買うこと」ではない
6. 何を学ぶかより、なぜ学ぶのか
7. 関連記事

資格は増えた。でも、仕事は増えましたか?

こんにちは。
Enuncia代表のハミルトン葉奈です。

日本語講師の方は、本当に勉強熱心だと思います。

新しい分野を学び、資格を取り、知識を増やしている方はたくさんいます。

日本語を教える以上、知識をアップデートすることは必要ですし、新しい専門分野を身につけることで仕事の幅が広がることもあります。

私自身も、今でも新しいことを学び続けています。

でも、今日はあえて一つ、問いかけたいと思います。

その学びは、今の自分が変えたいことにつながっていますか?

資格を取ることも、知識を増やすことも、それ自体には意味があります。

ただ、

生徒を増やしたいのに、集客については何も変えていない。
単価を上げたいのに、レッスンの価値や見せ方はそのまま。
働き方を変えたいのに、これまでと同じ仕事だけを続けている。

そんな状態であれば、どれだけ勉強しても、現実はなかなか変わりません。

問題なのは「学んだのに成果が出なかった」ことではなく、
今変えたいことと、学んでいること、そしてその後の行動がつながっているかどうかだと思います。

その勉強は、今の悩みを解決していますか?

たとえば、「生徒がなかなか集まらない」という悩みがあるとします。

そこで、

教授法についてさらに勉強する。
新しい資格を取る。
教材研究をする。

もちろん、それ自体には価値があります。

でも、生徒が集まらない原因が、

プロフィールで魅力が伝わっていないことなのか。
誰向けのレッスンなのかが曖昧なのか。
提供しているサービス自体が明確になっていないのか。
そもそも、自分の存在を必要な人に知ってもらえていないのか。

原因によって、必要なものはまったく変わります。

教授法をどれだけ深く勉強しても、集客上の問題は解決しません。

逆に、新しい仕事に挑戦したいけれど、その分野の知識やスキルが足りないのであれば、体系的に学んだり、資格を取得したりすることが必要な場合もあります。

たとえば、企業向けの日本語研修をしたいのであれば、企業が何を求めているのか、ビジネス場面ではどんな日本語が必要なのかを学ぶ必要があります。

子ども向けのレッスンをしたいのであれば、子どもの発達段階や年齢に応じた教え方、保護者とのコミュニケーションについて学ぶ必要があるかもしれません。

つまり、問題なのは資格や勉強そのものではありません。
今抱えている課題と、学んでいることが合っているかどうかです。

私自身、講座を提供する立場だからこそ、学ぶ内容と、その人が目指していることがつながっていることが大切だと考えています。

「何となく役に立ちそうだから学ぶ」のではなく、

今の自分が何を変えたいのか。
そのために何が必要なのか。

そこから逆算して学ぶものを選ぶことが大切だと思っています。

資格は「ゴール」ではなく、選択肢を増やすためのもの

資格には、明確な価値があります。

体系的に知識を身につけられる。
一定の知識や技能を持っていることを示せる。
それまでできなかった仕事に挑戦できるようになる。
新しい専門分野を持つきっかけになる。

資格がなければできない仕事もあります。

だから、資格を取ること自体に意味がないわけではありません。
ただし、資格を取った瞬間に、自動的に仕事が増えるわけでもありません。

これは資格の価値とは、また別の話です。

新しい知識やスキルを身につけたら、

それをどんな仕事に使って誰に提供するのか。
今の仕事とどう組み合わせるのか。
プロフィールや発信でどう伝えるのか。
実際にどこで仕事につなげていくのか。

次の段階があります。

つまり、学ぶことと、その学びを仕事にすることは、セットで考える必要があるということです。

学んだからといって、すぐに結果が出るとは限らない

ここも大切なところです。

学びに時間とお金を使ったからといって、翌月から急に生徒が増えたり、収入が上がったりするとは限りません。

新しい専門分野であれば、学んだあとに実践する期間も必要です。
経験を積む必要もあります。
サービスとして形にする必要もあります。
人に知ってもらう必要もあります。

だから、「講座を受けたのに、まだ仕事が増えていない」というだけで、その学びに意味がなかったとは私は思いません。

見るべきなのは、

その学びによって、以前はできなかったことができるようになったか。
仕事の選択肢が増えたか。
新しい方向へ進むための土台ができたか。
そして、その土台を使って次の行動をしているか。

ということです。

学びには、すぐに結果として現れるものもあれば、数カ月、数年かけて仕事につながっていくものもあります。

自己投資は「資格を買うこと」ではない

前回、自己投資について、「いくら払うか」だけではなく、その選択によって何を得て、何を失うのかまで考える、というお話をしました。

今回、もう一つ付け加えるなら、

自己投資とは、単に資格や講座にお金を払うことではないということです。

自分が進みたい方向に必要な知識やスキル、経験を手に入れるために、時間とお金を使うこと。
そして、学んだことを実際の仕事につなげていくこと。

そこまで含めて自己投資です。

だから、資格取得が必要な人もいます。
講座で体系的に学んだ方が早い人もいます。

逆に、すでに十分な知識があるのであれば、新しく資格を取るより、今持っているものをサービスとして形にすることが次の課題かもしれません。

人によって必要な投資は違います。

大切なのは、「何を学ぶか」ではなく、「なぜ今それを学ぶのか」が自分の中で明確になっていることです。

何を学ぶかより、なぜ学ぶのか

資格も講座も、目的に合っていれば大きな力になります。

だからこそ、次に何かを学ぼうと思ったときには、「この資格を取るべきか」だけではなく、
「これを学んだ先で、私は何ができるようになりたいのか」まで考えてみてほしいと思います。

資格や知識を増やすことをゴールにせず、その先の仕事やキャリアまで見て学ぶものを選ぶ。

せっかく時間とお金を使うのであれば、そんな学び方をしていきたいですね。

次回は、
「『もう少し考えます』で、何年止まっていますか?」
というテーマでお話ししたいと思います。

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