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プラットフォームの外でも、あなたは選ばれますか?


目次

1. プラットフォームの外でも、あなたは選ばれますか?
2. 生徒が最後に選ぶのは、講師

3. その講師を見つけさせているのは誰か
4. 選ばれる力と、集客する力は別物
5. 集客にお金がかかるのは、当たり前
6. プラットフォームの手数料は「集客費」と考える
7. 外に出れば、もっとお金がかかることもある
8. 「手数料が嫌だから外に出たい」は危険
9. プラットフォームの外でも、あなたは選ばれますか?
6. 関連記事

プラットフォームの外でも、あなたは選ばれますか?

こんにちは。Enuncia代表のハミルトン葉奈です。

最近、「プラットフォームに頼らず、自分で集客できるようになりたいです」という相談が、本当に増えました。

AmazingTalkerやitalki、Preplyなどのプラットフォームで、日本語レッスンを提供している方は多いと思います。

プロフィールを作り、体験レッスンを行い、少しずつ生徒が増えていく。
レビューがつき、継続してくれる学習者も増え、オンライン講師としての仕事が形になっていく。

プラットフォームは、日本語講師がオンラインで仕事を始めるうえで、とても便利な場所です。

一方で、

「手数料が高い」
「プラットフォームに売上を取られたくない」
「いつかはプラットフォームを卒業したい」

という声もよく聞きます。

気持ちは分かります。
でも、ここで一度考えてみてほしいことがあります。

プラットフォームを出たら、集客は無料になるのでしょうか。

そしてもう一つ。

今のプラットフォームがなくなっても、あなたは学習者に見つけてもらえるでしょうか。

プラットフォームの外でも、「あなたから学びたい」と選んでもらえるでしょうか。

生徒が最後に選ぶのは、講師

日本語レッスンは、非常に属人性の高いサービスです。

同じ教材を使い、同じ文法を教え、同じ50分のレッスンを提供していても、誰が教えるかによって学習者の満足度は大きく変わります。

説明の仕方、話しやすさ、専門性、フィードバックの質、相性。
生徒がレッスンを継続するのは、単にプラットフォームが便利だからではありません。

最終的には、

「この先生の説明が自分に合う」
「この先生なら結果が出そう」
「この先生だから続けたい」

と思うからです。

つまり、最後に選ばれているのはプラットフォームではなく、講師です。

これは間違いありません。

ただし、ここで一つ見落としてはいけないことがあります。

その講師を見つけさせているのは誰か

生徒が最終的に選んでいるのは講師です。
でも、その講師と学習者を出会わせているのは、多くの場合プラットフォームです。

検索結果への表示。
おすすめ講師の紹介。
マッチング。
プロフィールページ。
レビュー。
予約。
決済。
メッセージ。

そして何より、「日本語を習いたい人」を、すでにその場所に集めてくれている。
ここが非常に大きいのです。

自分一人でビジネスをすると、一番大変なのはレッスンをすることではありません。
そもそも、「日本語を習いたい」と思っている人に、自分の存在を知ってもらうことです。

プラットフォームでは、その最初の部分をかなり肩代わりしてくれています。

だから、講師としての価値は自分のもの。
でも、生徒と出会うための入口は借りている。

そう考えると分かりやすいと思います。

選ばれる力と、集客する力は別物

プラットフォーム内で生徒が増えていると、「私は集客できている」と思ってしまうことがあります。

でも、厳密には少し違います。

集客のかなりの部分は、プラットフォームが担っています。
講師が担っているのは、その中で選ばれることです。

一方、プラットフォームの外では、

誰を対象にするのか。
どんな悩みを解決するのか。
どこで自分を知ってもらうのか。
何を発信するのか。
どこへ誘導するのか。
どうやって問い合わせにつなげるのか。
どうやって購入してもらうのか。

ここまで全部、自分で設計しなければなりません。

つまり、「選ばれる力」と「人を連れてくる力」は別物です。
プラットフォーム内で人気のある講師が、外に出た瞬間に同じように集客できるとは限りません。

最近、「プラットフォームに頼らず集客したい」というご相談とともに、
「自分のWebサイトを作っています」とおっしゃる方も増えてきました。

ただ、これまで相談を受けた中で、「もう完成していて、そこから継続的に問い合わせが入っています」という方は、1人もいません。

多くの場合、

「作っている途中です」
「作ろうと思ってるけど、何か月も止まっています」
「作ったけれど、誰にも見られていません」

という状態です。

ここはとても重要なのですが、Webサイトを作ることと、集客できることはまったく別です。
Webサイトは、作っただけでは誰にも見つけてもらえません。

インターネット上には、無数のWebサイトがあります。

その中から自分のページにたどり着いてもらうには、

検索、SNS、広告、紹介、ブログ、動画など、何らかの入口が必要です。
Webサイトは「お店」を作ることに近いです。

でも、人通りのない山奥に立派なお店を建てても、お客様は来ません。
まず、その店があることを知ってもらわなければいけない。

そのための集客が必要です。
そして多くの方が、そこで最初に思いつくのがSNSです。

でも、SNSで顧客を獲得するまでに、どれだけのコストがかかるか考えたことはあるでしょうか。

広告を出すなら、当然広告費がかかります。

広告を使わないのであれば、投稿を続け、フォロワーを増やし、そこから問い合わせにつなげる活動を長期間続けなければなりません。

広告費を払っていないからといって、無料ではありません。

自分の時間も、立派なコストです。

集客にお金がかかるのは、当たり前

ここは、日本語講師の方と話していて、とても大きな認識の差を感じるところです。

ビジネスでは、集客にお金がかかるのは当たり前です。

企業だって、何もしなくてもお客様が勝手に来てくれるわけではありません。

広告費を払う。
営業担当を雇う。
展示会に出展する。
代理店に紹介料を払う。
SEO対策をする。
SNS運用を外注する。
Webサイトを作る。

全部、お客様と出会うためのコストです。

営業担当を一人雇えば、給与だけではありません。
社会保険料もかかります。

広告を出せば広告費が必要です。
展示会に出れば、出展料も交通費も人件費もかかります。

それでも企業がお金を払うのは、「お客様を獲得するためにはコストがかかる」という、ごく当たり前の前提を持っているからです。

プラットフォームの手数料は「集客費」と考える

では、日本語レッスンのプラットフォームに払っている手数料は何なのでしょうか。

私は、そのかなりの部分を集客費だと考えています。

プラットフォームは、日本語を学びたい人を集め、その人たちに講師を検索させ、プロフィールを見せ、レビューで信頼を補強し、予約と決済システムまで用意してくれています。

それに対して手数料を払う。極めて普通のビジネスです。

たとえば、10万円売って2万円の手数料を払ったとします。

「2万円も取られた」と考えることもできます。
でも、2万円の集客費を払って10万円を売ったと考えることもできます。

もしその8万円から、レッスン提供に必要なコストを差し引いて十分利益が残るのであれば、ビジネスとして成立しています。

大切なのは、「手数料を取られているかどうか」ではありません。
そのコストを払って、いくら売上と利益を作れているか、です。

外に出れば、もっとお金がかかることもある

むしろ、プラットフォームの外で自分を見つけてもらう方が、よほどコストがかかる場合があります。

Webサイトを作る。
SNSを運用する。
ブログを書く。
動画を作る。
広告を出す。
LINEやメルマガに登録してもらう。
問い合わせ導線を作る。
決済システムを用意する。
予約システムを導入する。

全部無料でできると思ったら大間違いです。
お金をかけないなら、代わりに自分の時間を使うことになります。
そして何か月やっても、問い合わせが来ないことも当然あります。

「広告費を払っていないから無料」ではありません。
自分の時間にも、本来コストがあります。

プラットフォームの中なら、「すでに日本語を習いたいと思っている人」の中から選ばれればいい。

でも外では、膨大なインターネット利用者の中から、まず日本語を学びたい人に見つけてもらい、
さらに、「この人から学びたい」と思ってもらわなければなりません。

こちらの方が、よほど難しいです。

「手数料が嫌だから外に出たい」は危険

私は、プラットフォームの外で集客すること自体には大賛成です。

自分の商品を作りたい。
自分で価格を決めたい。
特定のプラットフォームの規約変更に振り回されたくない。
自分の名前で仕事をしたい。
教材や講座など、レッスン以外の収益も作りたい。

そういう目的なら、外部集客を育てる意味は十分あります。

ただ、「競争が激しすぎるから」「手数料を取られるのが嫌だから」という理由だけで外に出るのは、私はおすすめしません。

なぜなら、プラットフォームの中ですら選ばれていない状態で、外に出れば急に選ばれるようになるわけがないからです。

これまで、相談会で「プラットフォームに頼りたくない」とおっしゃった数十人の中で、「あなたならプラットフォームを使わなくても集客できるかもしれません」とお伝えした方は1人だけです。

 そのくらい、厳しい世界であると認識すべきだと思います。

「プラットフォームを出れば自由になれる」ではなく、
プラットフォームがやってくれていたことを、今度は全部自分でやることになる。

まずは、その現実を理解する必要があります。

プラットフォームの外でも、あなたは選ばれますか?

プラットフォームは、敵ではありません。
むしろ、日本語を学びたい人を集めてくれる、とても優秀な集客チャネルです。

だから、「早く卒業しなければ」と考える必要もないと思います。
使えるものは、使えばいい。

ただし、自分が何にお金を払っていて、何をプラットフォームに任せているのか。
そこは理解しておく必要があります。

そして、プラットフォームの中では選ばれている。
でも外に出たら、誰にも自分を見つけてもらえない。
その状態からは、少しずつ抜け出していく。

目指したいのは、「プラットフォームを使わない講師」ではありません。
プラットフォームを使うかどうかを、自分で選べる講師です。

使った方が利益が出るなら使う。
自分で集客した方がいい商品は、自分で売る。

複数の入口を持ち、それぞれの費用対効果を見ながら仕事を作っていく。

それが、プラットフォームに振り回されず、長く仕事を続けるということだと思います。

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