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JLPT N2・N3・N4文法 – 「〜きる」「〜ぬく」と「〜終わる」の違い


目次もくじ

1. 「〜きる」「〜ぬく」と「〜終おわる」の違ちがい

2. ~きる・~ぬく
3. 〜終おわる

4. 比くらべてみよう
5. まとめ
6. 関連かんれん記事きじ
7. コメント

Q: 「〜きる」「〜ぬく」「〜終おわる」の違ちがいは何なんですか?

A: どれも「最後さいごまで〜する」という意味いみですが、「〜きる」は“完全かんぜんにやり終おえる”、「〜ぬく」は“困難こんなんを乗り越の こえてやり通とおす”、「〜終おわる」は“動作どうさの完了かんりょう”を表あらわします。

~きる・~ぬく

この2つはいずれも「物事ものごとを最後さいごまでやりとげる」という意味いみを表あらわす文型ぶんけい。
どちらも「完了かんりょう」のニュアンスを持もちますが、使つかい方かたや含ふくまれる気持きもちに違ちがいがあります。
詳くわしい解説かいせつは以下いかの記事きじで紹介しょうかいしています。

JLPT N2・N3文法ぶんぽう
「〜きる」と「〜ぬく」の違ちがい

記事きじを読よむ

[~きる]

[意味いみ]
すべて〜する/最後さいごまで〜する

[ルール]
[V] 動詞どうし語幹ごかん+きる

[例れい]
こんな大おおきいピザ、一人ひとりで食たべきれるかな。

I wonder if I can finish such a big pizza by myself.

おもしろい小説しょうせつだったので、一日いちにちで読よみきってしまいました。
The novel was so interesting that I finished reading it in just one day.

この店みせには数かぞえきれない種類しゅるいのお菓子かしがあります。

This shop has countless kinds of sweets.

[~ぬく]

[意味いみ]
困難こんなんや努力どりょくを伴ともなって最後さいごまで〜する

[ルール]
[V] 動詞どうし語幹ごかん+ぬく

[例れい]
この問題もんだいを解決かいけつするために、チーム全員ぜんいんで考かんがえぬきました。

The whole team thought hard to solve this problem.

彼かれらは何百なんびゃく年ねんも続つづく伝統でんとうを守まもりぬいています。
They have preserved a tradition that has lasted for hundreds of years.

苦くるしい試合しあいを最後さいごまで戦たたかい、ついに勝かちぬきました。

They fought through a tough match to the very end and finally achieved victory.

〜終おわる (JLPT N4)

[意味いみ]
動作どうさの終おわりを表あらわす


[ルール]
[V] 動詞どうし語幹ごかん+終おわる

[例れい]

この小説しょうせつは昨日きのう読よみ終おわりました。

I finished reading this novel yesterday.

映画えいがを見み終おわったとき、涙なみだが出でてきました。

When I finished watching the movie, tears came to my eyes.

授業じゅぎょうの直前ちょくぜんに宿題しゅくだいをやり終おわりました。

I finished my homework right before class.

「〜終おわる」は、始はじまりと終おわりのある継続けいぞく的てきな動作どうさの完了かんりょうを表あらわし、その“終点しゅうてん”に焦点しょうてんを当あてます。
主おもに「動作どうさ」や「移動いどう」を表あらわす動詞どうしと結むすびつきやすいですが、使つかえる動詞どうしの範囲はんいはやや限かぎられています。

[よく使つかわれる動詞どうし]
読よむ・話はなす・使つかう・書かく・作つくる・食たべる・見みる・やる・乗のる など

[例れい]

社長しゃちょうが話はなし終おわるまで、社員しゃいんは静しずかに聞きいていました。
 

The employees listened quietly until the president finished speaking.
⇒「話はなす」という動作どうさの終おわりに焦点しょうてんがあります。

書かき終おわったら、書類しょるいをここに提出ていしゅつしてください。


When you finish writing, please submit the document here.

食たべ終おわったら、食器しょっきはこちらへ返却へんきゃくしてください。

When you finish eating, please return your dishes here.

◆「〜終おわる」は継続けいぞく動詞どうしと一緒いっしょに使つかうのが自然しぜんで、瞬間しゅんかん動詞どうしとは基本きほん的てきに結むすびつきません。

そのため、完了かんりょうを表あらわす場合ばあいでも、次つぎのような表現ひょうげんは不ふ自然しぜんになります。

[瞬間しゅんかん動詞どうしの例れい]
咲さく・散ちる・住すむ・立たつ・座すわる・生いきる・下おりる など

[例れい]

× 桜さくらが咲さき終おわりました。

〇 桜さくらが散ちりました。

The cherry blossoms have fallen.

× 2000年ねんに日本にほんに住すみ終おわりました。

〇 2000年ねんまで日本にほんに住すんでいました。

I lived in Japan until 2000.

比くらべてみよう

「~きる」は「全部ぜんぶ~する」や「最後さいごまで~する」というように、動作どうさが完全かんぜんに終おわったと強調きょうちょうする意味いみ合あいがあります。しかしあまり単純たんじゅんなことではなく、非常ひじょうに程度ていどや量りょうが多おおいものを完了かんりょうさせるときに使つかいます。

「~ぬく」は「ある困難こんなんなことや忍耐にんたいが必要ひつようなことなどを途中とちゅうで投げ出な ださずに最後さいごまでする」という意味いみです。

「〜終おわる」は、始はじまりと終おわりのある継続けいぞく的てきな動作どうさが完了かんりょうすることを表あらわします。動作どうさの「終点しゅうてん」に焦点しょうてんを当あて、単たんに“やり通とおした”というよりも「その行為こういが終おわった」という事実じじつの完了かんりょうを示しめします。
そのため、「努力どりょく」「困難こんなん」「量りょう」などのニュアンスは含ふくまれず、行為こういの区切くぎりを客観きゃっかん的てきに述のべるときに使つかわれます。

では、次つぎの文ぶんを比くらべてみましょう。

[例れい]
① ケーキを食たべきりました。
② ケーキを食たべぬきました。
③ ケーキを食たべ終おわりました。

③「食たべ終おわる」は、ケーキを食たべ始はじめてその動作どうさが終おわったことを表あらわします。
①「食たべきる」は、「〜終おわる」と少すこし似にていますが、“量りょうが多おおいものを最後さいごまで達成たっせいした”というニュアンスになります。

つまり、ケーキの量りょうが多おおすぎる・大おおきすぎるなど、大変たいへんだと感かんじながら食たべた場合ばあいには「食たべきりました」が自然しぜんです。
一方いっぽう、単たんに“食たべた行為こういが終おわった”ことを言いいたい場合ばあいは、終おわりに焦点しょうてんがある「食たべ終おわりました」を使つかうのが一般いっぱん的てきです。

②「食たべぬく」は、たとえ困難こんなんな状況じょうきょうでも最後さいごまで完了かんりょうしたとしても不ふ自然しぜんな使つかい方かたです。
「〜ぬく」は使つかわれる動詞どうしがある程度ていど決きまっているため、詳くわしくは下記かきの記事きじで確認かくにんしてください。

JLPT N2・N3文法ぶんぽう
「〜きる」と「〜ぬく」の違ちがい

記事きじを読よむ


もう1つ例れいを見みてみましょう。

[例れい]
① レポートを書かききりました。
② レポートを書かきぬきました。
③ レポートを書かき終おわりました。

③「書かき終おわる」は、レポートを書かくという行為こういが終おわったことを表あらわします。
単たんに“書かき始はじめて、書かき終おえた”という事実じじつに焦点しょうてんがあり、完了かんりょうを淡々たんたんと述のべる表現ひょうげんです。

①「書かききる」は、「〜終おわる」と似にていますが、“量りょうが多おおい・時間じかんがかかる”などの状況じょうきょうを最後さいごまでやり遂とげたというニュアンスがあります。
つまり、長ながいレポートや難むずかしい内容ないようを努力どりょくして書き上か あげたという達成たっせい感かんを含ふくみます。

②「書かきぬく」は、「〜ぬく」特有とくゆうの“困難こんなんや苦労くろうに耐たえながら、途中とちゅうであきらめずに最後さいごまでやり通とおす”という強つよい意志いしを表あらわします。
例たとえば、締め切し きりに追おわれながらも諦あきらめず、眠ねむい目めをこすりながら最後さいごまで書き上か あげたような状況じょうきょうにぴったりの表現ひょうげんです。

まとめ

[〜きる]

  • 「全部ぜんぶ〜する」「最後さいごまで〜する」という意味いみで、動作どうさが完全かんぜんに終おわったことを強調きょうちょうする。

  • 単純たんじゅんな行為こういにはあまり使つかわれず、量りょうが多おおい・時間じかんがかかる・大変たいへんなことをやり遂とげたときに用もちいられる。

[〜ぬく]

  • 困難こんなんや忍耐にんたいが必要ひつようなことを、途中とちゅうであきらめずに最後さいごまでやり通とおすという意味いみ。
  • 努力どりょくや精神せいしん的てきな強つよさを感かんじさせる表現ひょうげんで、よく使つかわれる動詞どうしがある程度ていど決きまっている。

[〜終おわる]

  • 始はじまりと終おわりのある継続けいぞく的てきな動作どうさや作用さようの完了かんりょうを表あらわし、その行為こういの終点しゅうてんに焦点しょうてんを当あてる。
  • 結むすびつく動詞どうしはやや限定げんてい的てきで、瞬間しゅんかん動詞どうしとは基本きほん的てきに使つかわれない(ただし「乗のる」は例外れいがい)。

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