JLPT N2 文法一覧
文法 | 意味・ルール | 例文 | 日本語Navi |
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あげく | [意味] 長く続いた行動や状態が、最終的に残念な結果になったことを表す [ルール] [V] 動詞た形+あげく [N] する動詞の名詞+あげく | 長時間議論したあげく、結論が出ませんでした。 考えに考えたあげく、間違った決断をしました。 | あげく VS 末に |
あまり | [意味] 感情が強すぎて、予期しなかったことや良くない結果が起きたことを表す [ルール] [V] 動詞辞書形/た形+あまり [A] い形容詞 [Na] な形容詞+あまり [N] 名詞+の+あまり | 緊張するあまり、スピーチの内容を忘れてしまいました。 嬉しさのあまり、涙が止まりませんでした。 真剣なあまり、周りが見えなくなりました。 驚きのあまり、声も出ませんでした。 | あまり VS あまりの~に |
あまりの~に | [意味] 極端な状態のせいで、予期しなかったことや良くない結果が起きたことを表す [ルール] [N] あまりの+名詞に | あまりの寒さに、外出を控えました。 あまりの驚きに声も出ませんでした。 | あまり VS あまりの~に |
以上(は) | [意味] 話し手の判断・決意・勧め、当然の義務を言うときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+以上は [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+以上は | 約束した以上は必ずやります。 重要である以上は、きちんと説明する必要があります。 社員である以上、責任を果たすべきです。 | – |
一方だ | [意味] ものごとの状態の変化が1つの方向に進んでいる様子を表す [ルール] [V] 動詞辞書形+一方だ | 日本では人口が減る一方です。 最近は物価が上がる一方です。 | ばかりだ VS 一方だ |
一方で | [意味] 2つのことを対比したり、並行して行うもう1つのことを表す [ルール] [V] 動詞普通形+一方(で) [N] い形容詞+一方(で) [Na] な形容詞+一方で [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+一方(で) | 彼は勉強する一方で、アルバイトもしています。 旅行は楽しい一方で、不安なこともあります。 この製品は便利な一方で、値段が高いです。 日本語は難しい言語である一方で、とても魅力的です。 | 一方で VS 反面 |
上で | [意味] 積極的な目的を示すときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+上で [N] する動詞の名詞+の+上で | このプロジェクトを成功させる上で、チームワークは欠かせません。 契約を交わす上で、詳細な確認が必要です。 | – |
上は | [意味] 話し手の決意・覚悟を言うときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形/た形+上は | やると決めた上は、最後まで全力を尽くします。 プロジェクトを引き受ける上は、最後まで責任を持ってやり遂げます。 | – |
得る・得る | [意味] 可能性や能力を表す [ルール] [V] 動詞語幹+得る(うる・える) | この問題が解決し得る方法を探しています。 どんなに気をつけていても、事故は起こり得るものです。 | – |
折(に) | [意味] ある特定の機会に何かすることを表す [ルール] [V] 動詞辞書形/た形+折(に) [N] 名詞+の+折(に) | 日本にいらっしゃる折には、ぜひお立ち寄りください。 出張の折、お世話になりました。 | – |
かいがあって | [意味] 目的をもってする行為の結果や成果を表す [ルール] [V] 動詞辞書形/た形+かいがあって [V] 動詞語幹+がい [N] する動詞の名詞+かいがあって | 努力したかいがあって、試験に合格しました。 やりがいのある仕事だと感じています。 | – |
かぎり(は) | [意味] ある状態が続いているときに成り立つことを表す [ルール] [V] 動詞辞書形/ない形+かぎり(は) [N] い形容詞+かぎり(は) [Na] な形容詞+かぎり(は) [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+かぎり(は) | 危険な場所に行かないかぎり、安全です。 明るいかぎり、夜道も安心です。 彼が真面目であるかぎり、仕事は任せられます。 社員であるかぎり、会社の規則を守るべきです。 | – |
かぎり | [意味] 限界まで何かをすると言いたいときの表現 [ルール] [V] 動詞辞書形+かぎり [N] 名詞+の+かぎり | できるかぎり頑張ります。 私の力のかぎり、全力でサポートします。 | – |
かぎりでは | [意味] 限界まであることをすることを表す [ルール] [V] 動詞辞書形/た形+かぎりでは [N] 名詞+の+かぎりでは | 私の知るかぎりでは、彼はとても誠実な人です。 この報告書の内容のかぎりでは、問題は見当たりません。 | – |
か~ないかのうちに | [意味] あることが起こってからすぐに起こる出来事を表す [ルール] [V] 動詞辞書形/た形+か+動詞ない形+かのうちに | ドアを開けるか開けないかのうちに、猫が部屋に飛び込んできました。 ベッドに横になるかならないかのうちに、寝てしまいました。 | – |
からして | [意味] ① 1つ例を挙げ、その例でさえもそうなのだから他も~だと否定的に言いたいときに使う ② あることから判断したことを述べるときに使う [ルール] [N] 名詞+からして | ①あの若い人は言葉使いからして失礼だから、礼儀ももちろんひどいです。 ①この家は本当にそうじされていないね。玄関からして汚いよ。 ②彼の服装からして、今日は特別な日なのでしょう。 ②この本はタイトルからしてつまらないです。 | – |
かねない | [意味] 結果や状態から、悪い結果になる可能性があることを表す [ルール] [V] 動詞語幹+かねない | 不注意な運転は事故を引き起こしかねません。 このような誤解はトラブルになりかねないです。 | 恐れがある VS かねない |
かねる | [意味] ① 話し手が何かを行いたいが、気持ちの上で難しいことを表す ② 丁寧に控えめに否定するときに使う [ルール] [V] 動詞語幹+かねる | その提案についてはお答えしかねますので、少しお時間をください。 この計画は現状では実現しかねる状況です。 | – |
かのようだ/に | [意味] 実際には違うが、それに似たことを表す [ルール] [V] 動詞普通形+かのようだ/かのように [N] い形容詞+かのようだ/かのように [Na] な形容詞 [N] 名詞+かのようだ/かのように [N] 名詞+である+かのようだ/かのように | 彼は全てを理解しているかのように話します。 今日は春が来たかのような暖かさです。 ジョンさんは何事もなかったかのように見えます。 この景色は絵画かのように美しいです。 | – |
からいうと | [意味] ある視点からの判断や評価を言いたいときに使う [ルール] N]名詞+からいうと | お客様の反応からいうと、この商品は非常に人気があると言えます。 彼の言葉のトーンからいうと、怒っているようです。 | – |
からすると | [意味] ある立場から考えた判断や評価を言いたいときに使う [ルール] [N] 名詞+からすると | 農家の人達からすると、雨が降らないのは深刻な問題です。 お年寄りからすると、デジタル社会は不便でしょう。 | – |
からといって | [意味] 一般的に予想される結果を否定するときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+からといって [N] い形容詞普通形+からといって [Na] な形容詞普通形+からといって [N] 名詞普通形+からといって | アメリカに住んでいたからといって英語が上手なわけではありません。 高いからといって、品質がいいとは限りません。 便利だからといって、必ずしも良い商品とは限りません。 有名な本だからといって面白いとは限りません。 | – |
がたい | [意味] そうすることが難しい、不可能に近いことを表す [ルール] [V] 動詞語幹+がたい | 彼の言ったことは忘れがたいです。 この結果は信じがたいですが、事実です。 | にくい VS づらい VS がたい |
が~だけに | [意味] 特定の条件が理由となって、それが結果や状態に影響を与えることを表す [ルール] [N] 名詞が+名詞だけに | 祖父は年が年だけに、耳が遠くなってきています。 この問題が問題だけに、慎重に対応する必要があります。 | – |
気味 | [意味] ① 程度はあまり強くないが、良くない状態を感じるときに使う ② ある症状に似た良くない状態を感じるときに使う [ルール] [V] 動詞語幹+気味 [N] 名詞+気味 | 最近、疲れ気味で集中力が落ちています。 新しい環境で、少し緊張気味です。 | がち VS 気味 VS っぽい |
きり | [意味] ある状態や動作が完了してから、そのまま変化や進展がないことを表す [ルール] [V] 動詞た形+きり | 彼とは一度会ったきり、連絡がありません。 祖父は病気で寝たきりになってしまいました。 | まま VS きり |
くせに | [意味] 人を対象に非難したり軽蔑、不満の気持ちを強調するときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+くせに [N] い形容詞普通形+くせに [Na] な形容詞+くせに [N] 名詞+のくせに | 彼女は約束したくせに、時間を守りませんでした。 彼女は強いくせに、弱いふりをしています。 親切なふりをするくせに、本当は冷たい人です。 子どものくせに、大人みたいなことを言いますね。 | ながら VS つつ VS のに VS くせに |
くらいなら | [意味] 嫌なことを取り立て否定して、別の方法を言うときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+くらいなら | 徹夜するくらいなら、明日やり直したほうがいいです。 彼に頼むくらいなら、自分でやったほうがましです。 | – |
げ | [意味] 人の気持ちや様態を表すときに使う [ルール] [A] い形容詞 [Na] な形容詞 [V] あり | 彼女は寂しげに窓の外を見ていました。 子供たちは楽しげに遊んでいます。 彼は誇らしげに賞状を見せてくれました。 彼女は意味ありげな顔をしていました。 | – |
ことか | [意味] 話し手の感情や思いを強調する表現 [ルール] [V] 動詞普通形+ことか [N] い形容詞普通形+ことか [Na] な形容詞普通形+ことか [Na] な形容詞 | 試験に合格したときは、どんなに嬉しかったことか。 こんなに美しい景色を見られるなんて、どれほど感動したことか。 この新しいスマホはどんなに便利なことか。 彼の才能がどれほど素晴らしいものであることか、みんなが称賛しています。 | – |
ことだ① | [意味] 話し手の驚きや感動を強調する表現 [ルール] [A] い形容詞+ことだ [Na] な形容詞+ことだ | 全然知らない私を助けてくれるなんて、ありがたいことです。 頑張って練習したのに、けがで試合に出られないなんて残念なことですね。 | – |
ことだ② | [意味] 目上の人が目下に意見や判断を助言や忠告するときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形/ない形+ことだ | 成功したいなら、毎日努力を続けることだ。 健康でいたいなら、食事に気をつけることです。 | – |
ことだし | [意味] ① いくつかある理由の中から1つを言うときに使う ② 軽い理由を表す [ルール] [V] 動詞普通形+ことだし [N] い形容詞普通+ことだし [Na] な形容詞+ことだし [Na] な形容詞 [N] 名詞+の+ことだし [N] 名詞+である+ことだし | 雨も止んだことだし、散歩に行きましょう。 天気がいいことだし、公園でお弁当を食べましょう。 静かなことだし、集中して勉強できそうです。 田中さんのことだし、遅刻はしないと思いますよ。 | – |
ことだろう | [意味] 話し手が非常に感動したことや感激したときの気持ちを表す [ルール] [V] 動詞普通形+ことだろう [N] い形容詞普通形+ことだろう [Na] な形容詞+ことだろう [Na] な形容詞 | 家族を亡くした時、どんなに悲しかったことだろう。 子供が生まれるのはどれほど嬉しいすることだろう。 彼はどれほど幸せなことでしょう。 | – |
こととなると | [意味] ある特定の話題や状況への特別な反応を表す [ルール] [N] 名詞+の+こととなると | スポーツのこととなると、彼はいつも話が止まりません。 子供の安全のこととなると、親は本気で議論します。 | – |
ことなく | [意味] ある行動しない、またはある状態が起こらないことを強調するときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+ことなく | 彼は一度も諦めることなく、夢を追い続けました。 遅れることなく、会場に到着しました。 | – |
ことに | [意味] 話し手が感じた気持ちを前置きとして使う [ルール] [V] 動詞た形+ことに [N] い形容詞+ことに [Na] な形容詞+ことに | 驚いたことに、彼は一人で問題を解決していました。 嬉しいことに、友達が遠くから会いに来てくれました。 残念なことに、計画が延期されました。 | – |
させる① | [意味] ある状態を起こすもの自体に焦点を当てるときに使う [ルール] [V] 自動詞の使役形 | この雲は雪を降らせる雲ではありません。 夢を実現させようと毎日がんばっています。 | – |
させる② | [意味] 話し手が原因で悪い状況が起きたときに使う [ルール] [V] 動詞使役形 | 母は子供を泣かせてしまいました。 急な依頼でみんなを慌てさせてしまいました。 | – |
ざるをえない | [意味] 本当はしたくないことだが、仕方なくしなければならないときに使う [ルール] [V] 動詞語幹+ざるをえない *しない→せざるをえない | この状況では、計画を変更せざるをえません。 忙しいので、旅行をキャンセルせざるをえないです。 | – |
次第 | [意味] あることが起こったらすぐに行動する意志を表す [ルール] [V] 動詞語幹+次第 | 日程が決まり次第、ご連絡いたします。 資料ができ次第、送付しますね。 | 次第で VS 次第だ VS 次第に |
次第だ | [意味] 理由や状況を説明してから、どういう結果になったか伝えるときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+次第だ | 体調不良が続いており、やむを得ず退職する次第です。 御社の理念に共感し、応募した次第です。 | 次第で VS 次第だ VS 次第に |
次第で | [意味] 程度や種類に対応して、状況が変わることを表す [ルール] [N] 名詞+次第で | あなたの努力次第で結果が変わります。 このプランは予算次第で実現可能です。 | 次第で VS 次第だ VS 次第に |
次第では | [意味] ある条件や状態で結果が変わることを表す [ルール] [N] 名詞+次第では | 天候次第では、イベントが中止になる可能性があります。 試験の結果次第では、進学先が変わります。 | – |
末(に) | [意味] 長く続いた行動や状態が、最終的にどうなったかを表す [ルール] [V] 動詞た形+末(に) [N] 名詞+の+末(に) | 何度も話し合った末、ようやく合意に至りました。 長年の研究の末、新しい技術が開発されました。 | あげく VS 末に |
ずじまい | [意味] なにか理由や原因のせいで、実現しないで終わったことを表す [ルール] [V] 動詞ない形 *しない→ずじまい | 本を買うつもりでしたが、忙しくて買わずじまいでした。 旅行に行く計画があったのに、結局行かずじまいになりました。 | – |
ずにはいられない | [意味] どうしてもがまんできない気持ちや感情を表す [ルール] [V] 動詞ない形 *しない→せずにはいられない | 彼の努力を見ると、応援せずにはいられません。 この曲を聴くと、涙を流さずにはいられませんでした。 | – |
そうにない/そうもない | [意味] 状況から判断して、できる可能性が低いときに使う [ルール] [V] 動詞語幹/可能形語幹+そうにない/そうもない | 雨は降りそうにないので、散歩に行きます。 仕事を今日中に終えられそうもありません。 | – |
たいものだ | [意味] 話し手の強い欲求や願望を表す [ルール] [V] 動詞語幹+たいものだ | 一度でいいからピラミッドを見たいものです。 あの有名なレストランで食事をしてみたいものです。 | – |
だけあって | [意味] ある人の努力、地位などから、その結果や能力がふさわしいものでことを表す [ルール] [V] 動詞普通形+だけあって [A] い形容詞普通形+だけあって [Na] な形容詞普通形+だけあって [N] 名詞普通形+だけあって | 彼はよく勉強しただけあって、試験に合格しました。 このホテルは高いだけあって、サービスが素晴らしいですね。 彼は親切なだけあって、みんなから信頼されています。 さすがプロの選手だけあって、動きが違いますね。 | だけに VS だけあって |
だけに① | [意味] ある理由や状況をもとに、当然だと思われる結果や状態を言う [ルール] [V] 動詞普通形+だけに [N] い形容詞普通形+だけに [Na] な形容詞+だけに [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+だけに | 彼は経験が長いだけに、頼りになります。 この商品は値段が高いだけに、品質も素晴らしいです。 ここは静かなだけに、読書にぴったりの場所です。 有名なレストランであるだけに、予約が取りにくいです。 | だけに VS だけあって |
だけに② | [意味] ある状況や状態をもとに予想していなかった結果を言う [ルール] [V] 動詞普通形+だけに [N] い形容詞普通形+だけに [Na] な形容詞+だけに [Na] な形容詞 [N] 名詞+だけに [N] 名詞+である+だけに | 頑張って準備しただけに、失敗が悔しいです。 彼らは若いだけに、いつも元気です。 彼はいつも親切だっただけに、裏切られた気持ちが強いです。 初めてのイベントだけに、みんな緊張していました。 | – |
だけの | [意味] 特定の目的や状況に対する十分な程度や条件を表す [ルール] [V] 動詞辞書形+だけの+名詞 | 彼には信じるだけの理由があります。 海外に住むだけの英語力はないです。 | – |
だけまし | [意味] 満足できる状況ではないが、その中から最低限の良い点を肯定する表現 [ルール] [V] 動詞普通形+だけまし [N] い形容詞普通形+だけまし [Na] な形容詞+だけまし [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+だけまし | 雨が降らないだけましです。 少し寒いですが、風がないだけましです。 ここは静かなだけましです。 部屋が整理されているだけましですよ。 | – |
つつ | [意味] 「~ているが」と似た逆接の表現。話し手が後悔したり告白したりする場合に使う [ルール] [V] 動詞語幹+つつ | 健康に悪いと知りつつ、夜更かしを続けてしまいます。 ダイエットしようと思いしつつ、つい甘いものを食べてしまいます。 | ながら VS つつ VS のに VS くせに |
つつある | [意味] ものごとが今ちょうど進行していることを表す [ルール] [V] 動詞語幹+つつある | 地球の気温は徐々に上昇しつつあります。 この町は開発が進みつつあります。 | – |
っこない | [意味] 「絶対に~ない」と同じ意味をもつ カジュアルな表現 可能性を否定するときに使う [ルール] [V] 動詞語幹+っこない | そんな重い荷物、一人では持てっこないですよ。 今から走っても、電車には間に合いっこないです。 | – |
っぱなし | [意味] 本来あるべき状態ではないことが続いている様子を表す [ルール] [V] 動詞語幹+っぱなし | テレビをつけっぱなしで寝てしまいました。 ドアを開けっぱなしにしないでください。 | まま VS っぱなし |
っぽい | [意味] ① そのように感じたり見えたりすること、あるものに似にていることを表す ② ある人の性格や特徴が良くない傾向にあることを表す [ルール] [V] 動詞語幹+っぽい [N] 名詞+っぽい | ①この服、子供っぽいデザインですね。 ②彼は忘れっぽいので、よく確認してください。 | がち VS 気味 VS っぽい |
て以来 | [意味] ある出来事が起きたときからずっと同じ状態が続いていることを表す [ルール] [V] 動詞て形+以来 [N] する動詞の名詞+以来 [N]名詞+以来 | 日本に来て以来、毎日新しいことを学んでいます。 あの事故以来、彼は車を運転していません。 | – |
ている | [意味] 歴史的な出来事や過去にあったこと、経験を言うときに使う [ルール] [V] 動詞て形+いる | 私は10年間ずっとこの会社で働いています。 子供のころからピアノを習っているので、この難しい曲も弾けます。 | – |
てこそ | [意味] あることが実現することによって、何かがわかる・何かになれると言いたいときに使う [ルール] [V] 動詞て形+こそ | 自分でやってみてこそ、その難しさがわかります。 努力してこそ、成功の価値がわかるのです。 | – |
てこのかた | [意味] ある時点からずっと今までずっと続いている状況や状態を強く表す [ルール] [V] 動詞て形+このかた | 引っ越してこのかた、友達と会う機会が減りました。 退職してこのかた、新しい趣味を探しています。 | – |
てでも | [意味] 強引な手段をとるが、それでもあることを実現したいという強い気持ちを表す [ルール] [V] 動詞て形+でも | 無理をしてでも、このプロジェクトを完成させたいです。 どんな手を使ってでも、この仕事を成功させます。 | – |
てならない | [意味] 話し手の感情や欲求が抑えられない状態であることを表す [ルール] [V] 動詞て形+ならない [A] い形容詞て形+ならない [Na] な形容詞て形+ならない | 結果が気になってならないです。 早く帰りたくてならないです。 彼がうらやましくてならないです。 彼の失礼な態度が嫌でならない。 | – |
ては | [意味] 2つの動作が繰り返し行われる様子を表す [ルール] [V] 動詞て形+は | 書いては消し、書いては消し、レポートを作成しています。 雨が降っては止み、降っては止みしています。 | – |
てはかなわない | [意味] ある状況に対して強く不満や苦情を言いたいときに使う [ルール] [V] 動詞て形+はかなわない [A] い形容詞て形+はかなわない [Na] な形容詞て形+はかなわない [N] 名詞て形+はかなわない | こんな忙しい時期に休まれてはかないません。 毎日こんなに暑くてはかなわないですね。 | – |
ではないか | [意味] ①(感動)話し手の驚き・感動などの感情を強く表す ②(判断)話し手の判断を伝え、相手に判断を求める。または相手に反論するときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+ではないか [A] い形容詞普通形+ではないか [Na] な形容詞 [Na] な形容詞普通形+ではないか [N] 名詞普通形+ではないか | この美しい景色、素晴らしいではないか。 この映画、本当に感動的ではないか。 彼の提案は賢明ではないかと思います。 これは正しい判断ではないか。 | – |
てほしいものだ | [意味] 自分以外の人に強い願望を表す [ルール] [V] 動詞て形+ほしいものだ [V] 動詞ない形+で+ほしいものだ | 子供たちにはもっと本を読んでほしいものです。 明日から旅行に行くので雨は降らないで欲しいものです。 | – |
てまで | [意味] あることのために極端な状況や行動を選ぶことを表す [ルール] [V] 動詞て形+まで | 試験に合格するために徹夜してまで勉強しました。 彼は借金してまで彼女に指輪を買ったそうです。 | – |
てみせる | [意味] まだ知らないことを知るために試すことを表す [ルール] [V] 動詞て形+みせる | 自分の実力を発揮してみせます。 この難しい問題を必ず解いてみせます。 | – |
というか~というか | [意味] ある話題をもとに、いろいろな例を示して説明するときに使う [ルール] [V] [A] [Na] [N] 動詞/い形容詞/な形容詞/名詞普通形+というか+動詞/い形容詞/な形容詞/名詞普通形+というか | 彼の態度は、失礼というか、自信がありすぎるというか、よくわからないですね。 この料理はおいしいというか、独特な味というか、説明しにくいです。 彼女の話し方は優雅というか、のんびりというか、印象に残りますね。 この部屋はオフィスというか、倉庫というか、とにかく広いですね。 | – |
というと | [意味] ①(確認)相手が言ったことをもとに、話し手が思ったことと一致しているか確かめるときに使う ②(連想)ある話題をもとに思い浮かんだことを言うときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+というと [A] い形容詞普通形+というと [Na] な形容詞普通形+というと [N] 名詞+というと | ①A「山田さんは来月会社を辞めるそうです」 B「山田さんというと2か月前に入社した山田さんですか」 ①A「駅前にできた新しいレストラン、とてもいいですよ」 B「そのレストランというと有名な人が開けた店ですか」 ②日本料理というと、すしや天ぷらが有名ですね。 ②暑いというと、夏を思い浮かべますね。 | – |
というものだ | [意味] 話し手がある事実ことについての感想・批判を断定的に言う [ルール] [V] 動詞普通形+というものだ [A] い形容詞普通形+というものだ [Na] な形容詞普通形+というものだ [N] 名詞+というものだ | こんな高い値段で売るのは詐欺というものです。 彼の行動は無責任というものだと思います。 この結果は不公平というものだと感じます。 これこそ努力の成果というものです。 | – |
というものではない | [意味] 必ずしもそうではないということを部分的に否定するときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+というものではない [A] い形容詞普通形+というものではない [Na] な形容詞 [N] 名詞+というものではない | 勉強すれば必ず成功するというものではありません。 高ければ良いというものではありません。 静かだからと言って、快適というものではありません。 幸せはお金というものではありません。 | – |
というものは | [意味] 話題にしたいことに感情を込めて、気持ちや感想を言いたいときに使う [ルール] [N] 名詞+というものは | 音楽というものは世界共通です。 日本文化というものは、とても奥深いです。 | – |
といえば | [意味] 話題になったことをもとに話し手が思い浮かんだことを言いたいときに使う [ルール] [N] 名詞+といえば | 日本といえば、やっぱり寿司が有名ですね。 春といえば、桜を思い浮かべますね。 | – |
といった | [意味] 似たものの中から具体的な例を示すときに使う [ルール] [N] 名詞+といった | このお店では、ケーキやクッキーといった甘いお菓子が売られています。 サッカーやバスケットボールといったスポーツが好きです。 | – |
といったら | [意味] ある話題について驚きやあきれた気持ちを込めて言いたいときに使う [ルール] [A] い形容詞 [N] 名詞+といったら | 彼の部屋の汚さといったら、本当に驚きました。 その映画の美しさといったら、言葉では表せません。 | – |
(か)とおもうと | [意味] あることが起きた直後に、もう1つ起きた事柄を言う [ルール] [V] 動詞た形+(か)と思うと | 空が暗くなったかと思うと、急に雨が降り始めました。 赤ちゃんが泣いたかと思うと、すぐに笑顔になりました。 | – |
とか | [意味] 伝聞表現の1つ。「そうだ・ということだ」よりも不確かな気持ちのときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+とか [A] い形容詞普通形+とか [Na] な形容詞 [Na] な形容詞普通形+とか [N] 名詞+とか [N] 名詞普通形+とか | 彼は来週引っ越すとか聞きました。 明日は寒いとか言っていましたよ。 この問題は簡単とか言われていましたが、意外と難しいです。 来週は雨とか聞いていますが、本当でしょうか。 | – |
ところだった | [意味] もう少しあることが起きそうだったが、そうならなかったと言うときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形/ない形+ところだった | バスに乗り遅れるところでしたが、ギリギリ間に合いました。 もう少し遅く着いていたら、入れないところだったよ。 | – |
ところをみると | [意味] ある状況を見て推測したことを言うときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+ところをみると [A] い形容詞普通形+ところをみると [Na]な形容詞+ところをみると | 店の前に長い行列があるところをみると、新しい商品が出たのかもしれませんね。 部屋が明るいところを見ると、まだだれか残っているのかもしれません。 彼がうれしそうなところをみると、何かいいことがあったようです。 | – |
として~ない | [意味] 1と助数詞を使って1つもない、0であることを強調する表現 [ルール] [N] 1+助数詞+として~ない | 彼は1日として休んだことがありません。 1分として無駄にしないように努力しています。 | – |
とともに① | [意味] ①(同時)あることが起きて、ほとんど同じときにもう一つのことが起こることを表す ②(相関関係)一つが変化するともう一つも変化するという表現 [ルール] [V] 動詞辞書形+とともに [N] 名詞+とともに | ①春が来るとともに、桜が咲き始めます。 ①技術が進歩するのとともに、生活が便利になります。 ②子供たちは成長とともに、親から独立していきます。 ②経済の発展とともに、環境問題が深刻になっています。 | – |
とともに② | [意味] 一つのことではなく、さらにもう1つのことを挙げるときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+とともに [N] する動詞の名詞+とともに [N] する動詞の名詞+である+とともに [A] い形容詞+とともに [Na] な形容詞+である+とともに [N]名詞+である+とともに | 彼は勉強するとともに、アルバイトも頑張っています。 このプロジェクトは挑戦であるとともに、大きなチャンスでもあります。 この本は面白いとともに、とても勉強になります。 彼女は親切であるとともに、非常に頼りがいがあります。 | – |
となると① | [意味] ある状況を仮定したときに起こりそうな状況や事態を言いたいときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+となると [N] 名詞+となると | 海外に住むとなると、新しい文化を理解する努力が必要です。 引っ越しとなると、たくさんの手続きが必要です。 | – |
となると② | [意味] ある状況や状態になると、反応や判断が変わることを表す [ルール] [N] 名詞+となると | 政治の話となると、みんな急に真剣になります。 試験の結果となると、誰でも緊張します。 | – |
とは | [意味] ある言葉の意味や定義を言うときに使う [ルール] [N] 名詞+とは | 幸せとは、人によって感じ方が異なるものです。 努力とは、目標を達成するために必要な行動です。 | – |
とはいうものの | [意味] あることを認めつつ、思った通りではないことを表す [ルール] [V] 動詞普通形+とはいうものの [A] い形容詞+とはいうものの [Na] な形容詞 [N] 名詞+とはいうものの | 留学したとはいうものの日本語があまり上達していません。 今日は寒いとはいうものの、コートはなくても大丈夫です。 正月は家族が集まってにぎやかだとはいうものの、忙しいです。 秋とはいうものの、まだ暑い日が続いています。 | – |
どころか | [意味] ①(正反対)予想や期待とは反対の結果を言うときに使う ②(程度の対比)1つ目に当然なことを述べ、2つ目に予想以上のことや予想外のことを言うときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+どころか [N] い形容詞普通形+どころか [Na] な形容詞+どころか [Na] な形容詞 [N] 名詞普通形+どころか [N] 名詞+である+どころか | ①風邪が治るどころか、ますます悪化してしまいました。 ②先生は優しいどころか、とても厳しかったです。 ②ジョンさんはひらがなどころか漢字も書けます。 ②マリアさんは日本語どころか、英語やフランス語も話せます。 | – |
どころではない | [意味] あることをする余裕がないことを強く否定するときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+どころではない [N] する動詞の名詞+どころではない | 勉強するどころではなく、仕事に追われています。 旅行どころではない、病気の治療が優先です。 | – |
ないかぎり | [意味] 条件が満たされないとあることが実現しないということを表す [ルール] [V] 動詞ない形+かぎり | 雨が止まないかぎり、試合は始まりません。 体調が良くならないかぎり、外出は控えるべきです。 | – |
ないことには〜ない | [意味] ある行動を実行するか、あることが起きなければ、その結果はわからないと言うときに使う [ルール] [V] 動詞ない形+ことには [N] い形容詞ない形+ことには [Na] な形容詞 [N] 名詞+で+ないことには | 実際に試してみないことには、本当に使えるかどうかわかりません。 楽しくないことには、やる気も出ません。 安全でないことには、計画を進めるわけにはいきません。 学生でないことには、料金の割引はありません。 | – |
ないことは/もない | [意味] ある可能性があるかもしれない、完全にそうではないことを表す 完全に否定をしないで可能性があることを示す表現 [ルール] [V] 動詞ない形+ことはない/こともない [N] い形容詞ない形+ことはない/こともない [Na] な形容詞ない形+ことはない/こともない [N] 名詞+で+ないことはない/こともない | 彼がミスをしないこともないが、今回は違うと思います。 楽しくないこともないですが、少し物足りないですね。 便利でないことはありませんが、もっと改善できる余地があります。 | なくもない VS ないこともない |
ないではいられない | [意味] 話し手が身体的にがまんできないことや強い欲求を表す [ルール] [V] 動詞ない形+ではいられない | 彼女の話を聞いて、笑わないではいられませんでした。 この景色を見て、感動しないではいられません。 | – |
ないでもない | [意味] ある場合、ある状況ではそうする可能性があることを表す 完全に否定しないで控えめに肯定する表現 [ルール] [V] 動詞ない形+でもない | 彼の提案が悪くないでもないですが、もっと良い案がありそうです。 このアイデアも採用できないでもないが、検討が必要です。 | ないでもない VS までもない |
ないものか | [意味] 実現は難しい状況だが、何とか実現したいという気持ちを表す [ルール] [V] 動詞ない形+ものか | 絶対にあきらめないで、この実験を成功できないものか。 この問題を解決できないものかと、毎日考えています。 | – |
ながら | [意味] 事実から予想されることは反対の状況や結果などが起こることを表す [ルール] [V] 動詞語幹+ながら [N] い形容詞+ながら [Na] な形容詞 [Na] な形容詞 [N] 名詞+ながら [N] 名詞+であり+ながら | 悪いことだと知りながら、彼は平気で遅刻します。 この映画は面白いながら、少し長すぎるように感じました。 ここは静かながら、少し不便な場所です。 彼は学生でありながら、自分の会社を経営しています。 | ながら VS つつ VS のに VS くせに |
なんて | [意味] 予想していなかったことに対して感動や驚きを示す表現 [ルール] [V] 動詞普通形+なんて [A] い形容詞普通形+なんて [Na] な形容詞普通形+なんて [N] 名詞普通形+なんて | 彼が試験に合格するなんて、信じられません。 こんなに成績がいいなんて、すごいね。 彼女がそんなに親切なんて、驚きました。 こんな素晴らしい景色なんて、見たことがありません。 | – |
にあたって | [意味] 特別なことや重要な行動を述べ、それに対する積極的な気持ちを言うときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+にあたって [N] 名詞+にあたって | 留学するにあたって、多くの準備が必要でした。 入学にあたって、先生からお祝いの言葉をいただきました。 | – |
に応じて | [意味] 程度や種類に対応して、事柄が変わることを表す [ルール] [N] 名詞+に応じて | お客様のニーズに応じて、柔軟に対応します。 学生のレベルに応じて、授業内容を調整します。 | – |
に関わらず | [意味] あることに関係なく、あることが成立することを表す [ルール] [N] 名詞+に関わらず 対立関係の言葉+に関わらず | 天候に関わらず、イベントは開催されます。 年齢や性別に関わらず、誰でも応募できます。 | に応えて VS に応じて |
に限って | [意味] 特定の時や人において、いつもとは違うことが起こったことを言う 普段とは違う出来事を強調するときに使う [ルール] [N] 名詞+に限って | 今日に限って、バスが遅れてしまいました。 忙しいときに限って、トラブルが発生します。 | – |
に限り | [意味] ある人や条件だけに特定するときに使う [ルール] [N] 名詞+に限り | 初めてご利用の方に限り、割引を提供します。 女性に限り、無料で参加できます。 | – |
に限らず | [意味] 特定な人や条件だけでなく広い範囲に当てはまることを表す [ルール] [N] 名詞+に限らず | このレストランは地元の人に限らず、観光客にも人気があります。 若者に限らず、中高年にもこのイベントは好評です。 | – |
に関して | [意味] 「について」より硬い表現 考える・書くなどの動詞と使って扱う対象を表す [ルール] [N] 名詞+に関して | 環境問題に関して、議論が行われました。 プロジェクトの進捗状況に関して、報告してください。 | に関してVSをめぐって について VS に関して |
に加えて | [意味] あることを述べ、それに関係したもう1つのことを付け足すときに使う [ルール] [N] 名詞+に加えて | 彼は英語に加えて、日本語も流暢に話します。 このカフェは美味しいコーヒーに加えて、素敵な雰囲気も楽しめます。 | に加えて VS 上に |
に越したことはない | [意味] 理想的な行動やより良い選択肢を示すときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形/ない形+に越したことはない [A] い形容詞+に越したことはない [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+に越したことはない | 試験の準備は早めに始めるに越したことはありません。 部屋は広いに越したことはありません。 道が安全であるに越したことはないです。 家具は品質が良いに越したことはないですね。 | – |
に応えて | [意味] 質問・期待・要望などを表す言葉と使い、それに沿う行為を表す [ルール] [N] 名詞+に応えて | お客様の要望に応えて新しいシステムを作りました。 リクエストに応えて、次回は特別メニューをご用意します。 | に応えて VS に応じて |
に際して | [意味] 特別なことや重要な時を示し、そのときに何をするのかを言う [ルール] [V] 動詞辞書形+に際して [N] する動詞の名詞+に際して | 転勤するに際して、家族とよく話し合いました。 結婚に際して、多くの方にお祝いをいただきました。 | – |
に先立って | [意味] 何かを始める前の準備や背景について述べるときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+に先立って [N] する動詞の名詞+に先立って | 会議に先立って、資料を準備しました。 試合開始に先立って、選手紹介がありました。 | – |
にしたところで | [意味] ある立場になって考えてもどうすることもできないという推測や諦めの気持ちを表す [ルール] [N] 名詞+にしたところで | こんなに悪い生徒ばかりでは、先生にしたところでどうすることもできないだろう。 会社の経営状況が苦しいが、社長にしたところで問題がすぐに解決できるわけではない。 | – |
にしたら | [意味] ある人や立場から見た意見や感情を述べるときに使う [ルール] [N] 名詞+にしたら | 親にしたら、子どもの成長が一番大切です。 学生にしたら、授業料の値上げは困るでしょう。 | – |
にしては | [意味] 期待とは異なる結果や特徴を述べるときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+にしては [A] い形容詞普通形+にしては [Na] な形容詞 [N] 名詞+(である)+にしては | 初めて作ったにしては、上手にできていますね。 彼女は初心者にしては、演技が上手です。 | わりに VS しては |
にしても | [意味] ①条件や状況を認めながらも、それが結果や意見に影響しないことを示す ②仮定や条件を提示しても、行動や考えが変わらないことを示す [ルール] [V] 動詞普通形+にしても [A] い形容詞普通形+にしても [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+にしても | ①忙しかったにしても、電話を掛ける余裕はあったはずです。 ②たとえ転職するにとしても、地元から離れる気はありません。 | – |
にしろ/にせよ | [意味] 理由や状況に関係なく、ある結果や行動を求めるときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+にしろ/にせよ [A] い形容詞普通形+にしろ/にせよ [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+にしろ/にせよ | たとえ疲れているにしろ、約束を守るべきです。 たとえ日本語が上手でないにしろ、一生懸命勉強する姿勢が大切です。 たとえ結果が出なかったにせよ、努力したことには意味があります。 たとえ誰も信じてくれないにしろ、自分の信念を貫くべきだと思います。 | – |
にしろ~にしろ/にせよ~にせよ | [意味] 対立する条件や例を示しつつ、結論が共通する場合に使う [ルール] [V] 動詞辞書形+にしろ/にせよ+動詞辞書形+にしろ/にせよ [N] 名詞+にしろ/にせよ+名詞+にしろ/にせよ | 勉強するにしろ休むにしろ、自分で決めて行動するべきです。 高いにしろ安いにしろ、必要なものは買うべきだと思います。 親切であるにせよ不親切であるにせよ、きちんとお礼を言うべきです。 学生にせよ社会人にせよ、時間を守ることは大切です。 | – |
にすぎない | [意味] 単なる事実や程度を強調するときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+にすぎない [A] い形容詞普通形+にすぎない [Na] な形容詞普通形+にすぎない [Na] な形容詞 [N] 名詞+にすぎない [N] 名詞+である+にすぎない | 私たちはただの友達にすぎません。 これは噂にすぎないので、信じないでください。 単純であるにすぎない問題だと思います。 彼の成功は偶然にすぎません。 | – |
に相違ない | [意味] ある事柄が間違いなく確実であると強調する表現 [ルール] [V] 動詞普通形+に相違ない [A] い形容詞普通形+に相違ない [Na] な形容詞+に相違ない [Na] な形容詞 [N] 名詞+に相違ない [N] 名詞+である+に相違ない | この計画が成功するためには多くの努力が必要であるに相違ないです。 彼の能力なら、この問題を解決できるに相違ないです。 彼の行動は正直であるに相違ありません。 これは最新の技術を使った製品に相違ないです。 | – |
に沿って | [意味] 行動や結果が基準や方針に沿って進むことを表す [ルール] [N] 名詞+に沿って | 計画に沿ってプロジェクトを進めます。 ルールに沿って正しく行動してください。 | に従って VS に沿って |
につき | [意味] ある状況や理由が結果に直接結びつくことを表す [ルール] [N] 名詞+につき | 本日は定休日につき、営業はしておりません。 この商品は限定品につき、返品はできません。 | – |
につけて | [意味] 何かをきっかけに感情や行動が強く引き起こされることを表す [ルール] [V] 動詞辞書形+につけて | 彼の成功を見るにつけて、自分も頑張らなくてはと思います。 家族の写真を見るにつけて、早く帰りたい気持ちになります。 | – |
に伴って | [意味] ある変化や行動が起こると、それに連動して別の変化や行動が起こることを表す [ルール] [V] 動詞辞書形+に伴って [N] する動詞の名詞+に伴って | 経済が発展するに伴って、人々の生活も豊かになっています。 人口の増加に伴って、住宅需要も高まっています。 | に従って VS に伴って |
に他ならない | [意味] その事柄の本質や理由が何であるかを強調するときに使う [ルール] [N] 名詞+に他ならない | この成功は彼の努力の結果に他なりません。 健康が大切だと言われるのは、それが幸せの基本に他ならないからです。 | – |
にも関わらず | [意味] 予想や状況に反して何かが行われることを表す [ルール] [V] 動詞普通形+にも関わらず [A] い形容詞普通形+にも関わらず [Na] な形容詞+にも関わらず [Na] な形容詞 [N] 名詞+にも関わらず [N] 名詞+である+にも関わらず | 雨が降っているにも関わらず、試合は予定通り行われました。 彼は忙しいにも関わらず、私の相談に乗ってくれました。 彼は真面目であるにも関わらず、上司に評価されていません。 休日であるにも関わらず、多くの人が会社に出勤しています。 | – |
に基づいて | [意味] ある基準や根拠に従って物事が行われることを表す [ルール] [N] 名詞+に基づいて | 法律に基づいて、この問題を解決します。 この報告書は実際のデータに基づいて作成されています。 | – |
ぬ | [意味] 文語的な否定の表現で、「~しない」と同じ意味をもつ 動詞の否定形として使う [ルール] [V] 動詞ない形 *しない→せぬ | 彼の努力は無駄にはならぬでしょう。 このままでは、計画が失敗せぬとも限りません。 | – |
ぬきで | [意味] ある要素を含めずにあることを行うときに使う [ルール] [N] 名詞+ぬきで | 冗談ぬきで真面目に話してください。 山田さんぬきで会議を始めました。 | – |
ぬく | [意味] 困難や問題があっても最後までやり通すことを表す [ルール] [V] 動詞語幹+ぬく | マラソン大会で最後まで走りぬきました。 彼は諦めずにやりぬいた結果、大成功を収めました。 | きる VS ぬく |
の上で/上 | [意味] 「上で」は手続きや条件の範囲を指示し、「上」は視点や観点を表す [ルール] [V] 動詞た形+上で [N] 名詞+上で [N] 名詞+上(じょう) | 親と話し合った上で留学することを決めました 健康上の理由で会社を辞めることになりました。 | – |
のことだから | [意味] ある人や物事の性質や特徴に基づき、その人がそうするだろうと推測するときに使う [ルール] [N] 名詞+のことだから | 真面目な彼のことだから、宿題を忘れるはずがありません。 親切な田中さんのことだから、きっと手伝ってくれるでしょう。 | – |
のだ | [意味] 自分の考えを主張する表現 [ルール] [V] 動詞普通形+のだ [A] い形容詞普通形+のだ [Na] な形容詞+のだ [N] 名詞普通形+な+のだ | 友達にどんなに笑われても、僕は自分の夢を追いかけたいんだ。 寒いけれど、この季節が一番美しいんだ。 古いけど、この家が好きなんだ。 試験に受かることが重要なんだ。 | – |
のみならず | [意味] あることだけでなく、さらに他のことも含めることを表す [ルール] [V] 動詞普通形+のみならず [A] い形容詞普通形+のみならず [Na] な形容詞普通形+のみならず [Na] な形容詞 [N] 名詞普通形+のみならず [N] 名詞+である+のみならず | この本は子供のみならず、大人にも人気があります。 この料理はおいしいのみならず、見た目も美しいです。 彼は優秀であるのみならず、とても努力家です。 彼は英語のみならず、中国語も話せます。 | – |
のもとで | [意味] 特定の影響や指導を受けて何かが行われることを表す [ルール] [N] 名詞+のもとで | 彼は優しい先生のもとで日本語を学んでいます。 平和な環境のもとで子どもたちはすくすく育っています。 | – |
はさておき | [意味] 別の重要な話題を始めるときに、現在の話題を一時的に置いておくことを示す [ルール] [N] 名詞+はさておき | 予算の話はさておき、まずはこのプロジェクトの方向性を決めましょう。 細かい問題はさておき、全体の計画を確認してください。 | – |
はというと | [意味] 特定の話題や対象について話し手の視点や印象を述べるときに使う [ルール] [N] 名詞(+助詞)+はというと | 東京はというと、やはり交通が便利ですね。 夏休みはというと、旅行に行く予定があります。 | – |
はともかく(として) | [意味] 1つの事柄よりも別の事柄を優先することを示すときに使う [ルール] [N] 名詞+はともかく(として) | 見た目はともかく、味はとてもおいしいです。 価格はともかくとして、品質が良いものを選びたいです。 | – |
は/ならまだしも | [意味] ある程度は許容できるとしても、それ以上は問題があるという状況を述べるときに使う [ルール] [N] 名詞+はまだしも/ならまだしも | 簡単な仕事はまだしも、こんなに難しいのは無理です。 一人分の料理ならまだしも、10人分は作れません。 | – |
はもとより | [意味] 話し手があることは当然であることを述べたうえで、さらに他のことについても強調する表現 [ルール] [N] 名詞(+助詞)+もとより | 彼は日常会話はもとより、専門的な会話も得意です。 健康のためには運動もとより、食事にも気をつけるべきです。 | – |
ばかりか | [意味] 1つのことだけでなく、さらにそれ以上のことを強調したいときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+ばかりか [A] い形容詞普通形+ばかりか [Na] な形容詞+ばかりか [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+ばかりか | 彼は仕事が早いばかりか、正確さも抜群です。 このレストランは料理がおいしいばかりか、サービスも素晴らしいです。 その本は内容が難しいばかりか、専門用語も多すぎます。 彼は優秀であるばかりか、周りからの信頼も厚いです。 | – |
ばかりに | [意味] ある原因や理由によって予想外の結果や困ったことが起きることを表す [ルール] [V] 動詞普通形+ばかりに [A] い形容詞普通形+ばかりに [Na] な形容詞+ばかりに [Na] な形容詞 [N] 名詞+である+ばかりに | 彼が言った一言を信じたばかりに、大変な目に遭いました。 彼女が美しいばかりに、周りから誤解されることが多いです。 親が有名人であるばかりに、自由が制限されています。 あのレストランは人気店であるばかりに、予約が全然取れません。 | – |
ばかりだ | [意味] 変化や状態が進む一方であることを表す [ルール] [V] 動詞辞書形+ばかりだ | 台風の影響で雨が強くなるばかりです。 仕事が増えるばかりで、少しも減りません。 | ばかりだ VS 一方だ |
まい | [意味] ①「~ようと思わない」と同じ意味をもつ 強い否定の意志を表す ②「~ないだろう」と同じ意味をもつ 否定の推測を言うときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形/動詞語幹+まい *する→するまい、すまい [A] い形容詞 [Na] な形容詞 [N] 名詞+ではある+まい | ①もう二度と彼に頼るまいと決めました。 ①決して同じ失敗を起こすまい。 ②春になってきたから、もう寒くあるまい。 ②これくらいの仕事なら、大変ではあるまい。 | まい VS ず VS ない まい VS ものか |
まいか | [意味] 「~ないだろうか」と同じ意味をもつ 否定的な推測を婉曲的に伝える表現 [ルール] [V] 動詞辞書形/動詞語幹+まいか [A] い形容詞 [Na] な形容詞 [N] 名詞+ではある+まいか | 晴れているし、雨は降らないのではあるまいか。 これは少し高いのではあるまいか。 山田さんは仕事が大変ではあるまいか。 この話は夢ではあるまいか。 | – |
までして | [意味] ある行動や手段を取る程度や極端さを表す [ルール] [N] する動詞の名詞+までして [N] 名詞+までして | 毎日、残業までして仕事を頑張っています。 借金までして留学しました。 | – |
(が)ままに | [意味] 相手や状況に従ってその通りにすることを表す [ルール] [V] 動詞辞書形/可能形+(が)ままに | 上司に言われるがままに、書類を修正しました。 店員に勧められるままに買ってしまいました。 | – |
もかまわず | [意味] 普通は注意すべきことだが、それを気にしないことを表す [ルール] [V] 動詞普通形+もかまわず [A] い形容詞普通形+のもかまわず [Na] な形容詞+の+もかまわず [Na] な形容詞 [N] 名詞+なの+もかまわず [N] 名詞+であるも+もかまわず | 子供は雨が降っているのもかまわず、外で遊んでいました。 寒いのもかまわず、娘は庭で遊んでいます。 不便なのもかまわず、この家を買いました。 彼女は人目もかまわず、泣き出しました。 | をものともせず VS もかまわず |
もしない | [意味] ある人が全く行動しない様子を受けて、不満の気持ちを言いたいときに使う [ルール] [V] 動詞語幹+もしない | 彼は挨拶もしないで部屋を出て行きました。 息子はスマホばかり触って、私の話を聞きもしません。 | – |
もの/もん/だもん | [意味] 文末につけて、理由を言ったり言い訳をするときに使う。カジュアルな表現 [ルール] [V] 動詞普通形+もの/もん/だもん [A] い形容詞普通形+もの/もん/だもん [Na] な形容詞普通形+もの/もん/だもん [N] 名詞普通形+もの/もん/だもん | だって、知らなかったもの。 今日のテストは難しかったもん。 彼女が好きなんだもん、仕方ないでしょう。 一口ちょうだい!これ私の大好物だもん。 | – |
ものか/もんか | [意味] 絶対にそうではないという話し手の強い否定の気持ちを表す [ルール] [V] 動詞普通形+ものか/もんか [A] い形容詞普通形+ものか/もんか [Na] な形容詞+ものか/もんか [Na] な形容詞普通形+ものか/もんか [N] 名詞+な+ものか/もんか [N] 名詞普通形+ものか/もんか | あんな人を信じるものか。 こんな料理がおいしいもんか。 この問題が簡単なものか。 そんな話が本当なもんか。 | まい VS ものか |
ものがある | [意味] 話し手があるものに対して、特別な価値や印象があると強調して伝えたいときの表現 [ルール] [V] 動詞辞書形+ものがある [A] い形容詞+ものがある [Na] な形容詞+ものがある | 彼の歌には心に響くものがあります。 これ以上の増税は辛いものがあるよね。 彼女の話し方にはどこか不思議なものがある。 | – |
ものなら | [意味] 「もしできるなら」と同じ意味をもつ 実現が難しそうなことを仮定して、続けて希望や命令を言うときに使う [ルール] [V] 動詞可能形+ものなら | 行けるものなら、今すぐにでも行きたいです。 代われるものなら代わってあげたいです。 | – |
ものの | [意味] 「けれど・しかし」と同じ意味をもつ あることを認めるが、実際には違ったり予想通りではないことを表す [ルール] [V] 動詞普通形+ものの [A] い形容詞普通形+ものの [Na] な形容詞+ものの [Na] な形容詞+である+ものの [N] 名詞+である+ものの | 日本語を勉強しているものの、なかなか上達しません。 この料理はおいしいものの、量が少ないです。 彼は親切なものの、時々厳しいことを言います。 彼は学生であるものの、アルバイトで忙しいです。 | – |
ものだ① | [意味] 昔のことを思い出して、懐かしい気持ちを感情を込めて言うときの表現 [ルール] [V] 動詞た形+ものだ | 子供のころはよくこの公園で遊んだものだ。 学生の頃はよく旅行に行ったものです。 | – |
ものだ② | [意味] あることに対して驚きや感心など特別な思いを込めて言うときの表現 [ルール] [V] 動詞普通形+ものだ [A] い形容詞普通形+ものだ [Na] な形容詞+ものだ | 時間が過ぎるのは早いものだ。 自然は本当に美しいものだ。 人の心は複雑なものだ。 | – |
ものだ | [意味] 道徳や社会的な常識の観点から、そうすることが当然だと述べたいときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形/ない形+ものだ | 人には親切にするものだ。 約束は破らないものだ。 | – |
ものだから | [意味] 個人的な理由や言い訳をしたいときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+ものだから [A] い形容詞+ものだから [Na] な形容詞+ものだから [N] 名詞+な+ものだから | 遅れてしまってごめんなさい、電車が止まったものだから。 暑いものだから、外に出たくなかったんです。 彼女があまりにも真剣なものだから、断れなかったんです。 まだ子供なものだから、わがままを言ってしまうんです。 | – |
ものではない | [意味] 道徳や社会的な常識の観点から、そうするのは常識的に間違っていると述べたいときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+ものではない | 人の悪口を言うものではありません。 人は外見で判断するものではないですよ。 | – |
やら~やら | [意味] 「や~など」と同じ意味をもつ いろいろある中から2つ例を挙げたいときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+やら+動詞辞書形+やら [A] い形容詞+やら+い形容詞+やら [N] 名詞+やら+名詞+やら | 仕事やら勉強やらで、忙しい毎日を過ごしています。 暑いやら寒いやら、気温が安定しませんね。 本やら資料やらで、机の上が散らかっています。 | – |
ようか~まいか | [意味] 話し手がどちらの選択がいいか迷ったり考えたりしている気持ちを表す [ルール] [V] 動詞意向形+か+辞書形+まいか *する→するまい、すまい | 試験を受けようか受けまいか、まだ決めていません。 このことを両親に伝えようか伝えまいか悩んでいます。 | – |
ようではないか/ようじゃないか | [意味] 「一緒にしよう」と同じ意味を持つ 相手に強く提案したり呼びかけたりするときの表現 [ルール] [V] 動詞意向形+ではないか/じゃないか | みんなで協力してプロジェクトを成功させようではないか。 仕事のことは忘れて楽しくのもうじゃないか。 | – |
ようとしている | [意味] ものごとの変化が進行している様子、または変化の始まりと終わりの直前を表す [ルール] [V] 動詞意向形+としている | 長かった留学生活ももうすぐ終わろうとしています。 バスが出発しようとしていたので走りました。 | – |
ようものなら | [意味] 「もし~たら」と同じ意味を持つ あることをしたら、それが悪い結果になるだろうと仮定するときに使う [ルール] [V] 動詞意向形+ものなら | この課題を忘れようものなら、先生にどれだけ叱られるかわかりません。 結婚記念日を忘れようものなら、妻はもう口をきいてくれないでしょう。 | – |
を契機に(して) | [意味] あることが良い機会であると考えて、新たな行動や変化を起こすときに使う [ルール] [N] 名詞+を契機に(して) | 入院を契機に、生活習慣を見直すことにしました。 出産を契機にリモートワークを始めました。 | をきっかけに VS を契機に |
を頼りに/として | [意味] 人やものを信頼して、助けや援助を求める様子を表す [ルール] [N] 名詞+を頼りに/頼りとして | 地図を頼りに、目的地に向かいました。 辞書を頼りにこの日本語の本を読み切りました。 | – |
を除いて/除き/除けば | [意味] 特定の人やものを抜いた状態を表す [ルール] [N] 名詞+を除いて/除き/除けば | 彼を除いて、全員がその計画に賛成しました。 月曜日を除き、毎日出勤しています。 | – |
を問わず | [意味] 特定の条件や制限がない状態で、広い範囲を表す [ルール] [N] 名詞+を問わず | このイベントは年齢を問わず、どなたでも参加できます。 この店は昼夜を問わず空いています。 | – |
をはじめ | [意味] 代表を1つ挙げて、それ以外の人やものも当てはまることを表す [ルール] [N] 名詞+をはじめ | アニメは日本をはじめ海外でも人気です。 この学校はアジアをはじめ世界中から留学生が来ています。 | を皮切りに VS を始め |
をはじめとして | [意味] 「~をはじめ」と同じ意味だが、ややフォーマルな表現 代表を1つ挙げて、それ以外の人やものも当てはまることを表す [ルール] [N] 名詞+をはじめとして | 日本では、東京をはじめとして、多くの都市で観光が盛んです。 寿司をはじめとして様々な日本食が世界で人気です。 | – |
を抜きにして | [意味] 「~をなしで」と同じ意味をもつ 意図的に重要な要素や人を省いて、なにかをすることを表す [ルール] [N] 名詞+を抜きにして | 冗談を抜きにして、真剣に話を聞いてください。 キムさんを抜きにして会議が始まりました。 | – |
を抜きにしては | [意味] あるものがなければ物事がうまくいかなかったり、条件が成立しないことを表す [ルール] [N] 名詞+を抜きにしては | 彼の努力を抜きにしては、この成功はなかったでしょう。 両親の協力を抜きにしては留学はできませんでした。 | – |
をめぐって/めぐり | [意味] 対象となるものが、議論や対立関係にある状態を表す [ルール] [N] 名詞+をめぐって/をめぐり | 新しい法案をめぐって、国会で激しい議論が続いています。 マンションの建設をめぐり、建設会社と住民が議論しています。 | に関して VS をめぐって |
んじゃない | [意味] 「~てはいけない」と同じ意味をもつ 禁止を表し、話し言葉として使う [ルール] [V] 動詞辞書形+んじゃない | そんな危ない場所に行くんじゃない。 そんなこと言うんじゃないよ。 | – |
んだ | [意味] 「~なさい」と同じ意味をもつ 命令・指示・説得をするときに使う [ルール] [V] 動詞辞書形+んだ | 明日は早く起きるんだよ! がんばって最後までやるんだ! | – |
んだった | [意味] 「~すればよかった」と同じ意味をもつ 話し手が実現しなかったことについて、後悔や残念な気持ちを表す [ルール] [V] 動詞辞書形+んだった | こんなに道が混んでいるならもっと早く出発するんだった。 雨だね。傘を持ってくるんだった。 | – |
んだって | [意味] 「のだ/んだ」と「って」が1つになった言葉 話し言葉の伝聞表現 [ルール] [V] 動詞普通形+んだって [A] い形容詞+んだって [Na] な形容詞+んだって [Na] な形容詞普通形+んだって [N] 名詞+な+んだって [N] 名詞普通形+んだって | 明日雨が降るんだって。 来週から寒いんだって。 マリアさんの家は駅から遠くて不便なんだって。 この店、月曜日は休みなんだって。 | – |
んだから/のだから | [意味] 「なので」と同じ意味をもつ 話し言葉で理由を述べるときに使う [ルール] [V] 動詞普通形+んだからか/のだから [A] い形容詞+んだからか/のだから [Na] な形容詞+んだからか/のだから [Na] な形容詞普通形+んだからか/のだから [N] 名詞+な+んだって [N] 名詞普通形+んだからか/のだから | 寝坊したんだから、もっと急ぎなさい。 今、忙しいんだから後でにしてくれない? 大変なんだから手伝ってよ。 子供じゃないんだから自分でやりなさい。 | – |